タイタンズHCサラーは49ers戦で苦戦したQBウォードを懸念せず、「能力があることは間違いない」
2026年08月15日(土) 14:33
現地13日(木)夜、テネシー・タイタンズのクオーターバック(QB)キャム・ウォードはサンフランシスコ・49ersとのプレシーズン初戦で大いに苦戦した。
タイタンズを熱烈に支持するファンでさえ、2025年ドラフト全体1位指名を受けたキャリア2年目のウォードの初戦がひどい内容だったことは認めざるを得ないだろう。
ウォードは3回のドライブの大半でパスが安定せず、49ersの控え選手を相手にパス12回中5回成功、57ヤードという結果に終わった。強肩を誇るウォードはパスを何度も外し、スラントや中央へのパスでフリーのレシーバーの手が届かない位置にボールを投げる場面もあった。ポケット内でのプレーもほとんど落ち着きがなく、プレーの枠組みを離れて自らチャンスを作ろうとした際には、ターンオーバー寸前まで追い込まれていた。
タイタンズはこの1年をかけて、ダイナミックな一方で安定性に欠けるクオーターバックを中心にオフェンスを構築し、実績のある攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・ダボールを迎えた。それを受けて臨んだ初めての実戦で、これほど多くのパスミスが見られたことは、なんとも残念な結果だったと言える。しかし、これはウォードとタイタンズにとって最後の試練というわけではない。
金曜日、タイタンズのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは「朗報なのは、映像を改めてじっくり見直してみると、(ダボールOCが)昨日指示したパスプレーはすべて、練習ですでに取り組んだものだったという点だ。あなたたちも現地で、キャムやオフェンス全体が非常に高いレベルで動いている瞬間を目の当たりにしただろう。あとは単純に経験を重ねていくだけだ」と述べている。
「練習ではどのプレーも完璧に遂行していた。彼は自分自身だけでなく、チームメイトのことも信頼してプレーを実行し、しっかりと踏み込み、素晴らしい技術でプレーし、これまで通り正確にボールを投げられるようにならなければならない。これからも技術や基本動作を徹底的に磨き、質の高い練習を重ねていく。結局は、反復練習だ」
ウォードは試合序盤にいくつか堅実なプレーを見せており、浅い位置でクロスルートを走るワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーにパスを通して18ヤードを稼いだ後、ダボールがコールしたタイミングの良いタイトエンド(TE)スクリーンでも16ヤードを獲得した。この11プレーのオープニングドライブではラン攻撃を軸にタッチダウンに成功している。しかし、前述の2回のパスで34ヤードを記録したウォードが、その後に成功させたパスはわずか3回だった。
パスを外したこと自体が問題だったわけではない。それはどのクオーターバックにも起こることだ。問題は、本来なら確実に決まるはずのパスに失敗していたことだった。ワイドレシーバーが難なくフリーになっている状況で、先発QBがスラントルートへのパスを外すようなことはあってはならない。短いパスを通せなかったことでオフェンス全体が制限され、ウォードは最後までロングパスを投げることができなかった。
サラーHCは問題の一因として、ウォードを含む攻撃陣にとってダボールOCのスキームで臨む初めての実戦だったことが考えられると語った。
「実戦に臨むのは今回が初めてだし、信頼関係というものもある。あとは経験を積むしかない。チームメイトと信頼関係を築き、自分に自信を持つこと。キャムに能力があることは間違いない。あとはフィールドに出て、実行するだけだ」とサラーHCは話している。
まだ慌てる必要はない。ウォードがダボールOCのシステムに慣れるまでに、ある程度の時間がかかるのは当然だ。即興でプレーを生み出すタイプのQBから、決められたプレーを一つずつ遂行するタイプのQBへと転身するのは、決して簡単なことではないが、不可能ではないだろう。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で3シーズン連続最下位に沈んだタイタンズが次のステップへ進むためには、ウォードが真のフランチャイズQBへと成長することが不可欠だ。木曜夜の試合でその兆しは見られなかった。レギュラーシーズン開幕までに状況を立て直すため、ウォードに残された時間はあと1カ月だ。
【RA】



































