ニュース

ミルトン三世とハウエルのバックアップQB争いは「互角」とカウボーイズHCショッテンハイマー

2026年08月26日(水) 10:07

ダラス・カウボーイズのジョー・ミルトン三世【AP Photo/Rick Scuteri】

プレシーズンは主に控え選手のためのものだ。

クオーターバック(QB)ポジションに関しては、先発の座をめぐる争いよりも、バックアップの座をめぐる競争の方が注目すべきものが多い。ダラス・カウボーイズではサム・ハウエルとジョー・ミルトン三世の争いが大詰めを迎えているようだ。

チーム公式サイトによると、ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーは現地24日(月)に「素晴らしい競争だと思っている」と述べたという。

「ジョーは2試合とも素晴らしいパフォーマンスを見せた。それは数字を見れば分かるはず。一方のサムも多くのプレーを決めている。サムはシアトル(シーホークス)戦で見事な2ミニッツドライブを演出した。すでに言ったように、今の段階で決定を下す必要はないし、その準備もできていない」

シアトル・シーホークスとのプレシーズン初戦では、キャンプ開始時点で優位に立っていたハウエルが先発を務めた。一方、先週土曜日に行われたアリゾナ・カーディナルスとのプレシーズン2戦目ではミルトン三世が先発。ショッテンハイマーHCは今週のプレーを評価した上で、金曜日に臨むニューオーリンズ・セインツとのプレシーズン最終戦で誰を先発させるかを決めると語った。

プレシーズンの2試合を通じて、ハウエルはパス22回中15回成功、159ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録。一方のミルトン三世はパス28回中21回成功、286ヤード、タッチダウンパス3回に加え、ランでも1回のタッチダウンをマークしている。

ショッテンハイマーHCは「トレーニングキャンプでの競争だけを見れば、おそらく互角だ。サムがほんの少しリードしているかもしれない。だからこそシアトルとの1戦目ではサムを先発起用した。だが、ジョーも2試合連続で本当に良いパフォーマンスを見せている。今週も2人が競い合う姿を見るのが楽しみだ」とコメント。

プレシーズン第2戦でハウエルを上回るチャンスをつかんだミルトン三世は、4回のスコアリングドライブを演出。才能はあるものの経験の浅いデュアルスレット型のミルトン三世は、過去のプレシーズンでも強肩と華麗にプレッシャーをかわす能力を披露し、輝きを放っていた。しかし、2024年ドラフト6巡目でニューイングランド・ペイトリオッツから指名を受けてNFL入りして以来、レギュラーシーズンで先発を務めたことは一度もなく、出場数もわずか5試合にとどまっている。

ショッテンハイマーHCはキャリア3年目のミルトン三世に成長が見られると指摘し、速球だけでなく多彩な球を投げられるようになったことなどに言及した。

「去年の今頃は、ジョーへのプレーコールが少し難しかった時があった。どこで何が起こるのか、正確に読めなかったからだ」と述べたショッテンハイマーHCはこう続けている。

「今の彼は本当に落ち着いてプレーしている。(ジョナサン)ミンゴへのダブルムーブでのパスは、実に美しいものだった。スクランブルプレーでのカムデン・ブラウンへのパスも見事だった。正直、去年の今頃だと、マリク(デイビス)にタッチダウンパスを通すとして、私からそこ(近くにいる記者)までの距離なら、マリクに向かって思い切り投げていただろう。マリクの胸がへこむほどの強さだったかもしれない。彼にはそれほどの力があるからね。それが今は、肘の力を抜いて軽く放り投げ、マリクが受けやすいパスを出している。2試合とも本当に素晴らしいパフォーマンスだった」

プレーオフ進出を目指すカウボーイズが、ミルトン三世をバックアップQBとして信頼できるかどうかは大きな疑問だ。2023年シーズンであるとはいえ、ハウエルには先発経験がある。ハウエルは昨シーズン、ミネソタ・バイキングスでバックアップの座をつかめず、その後はチームを転々としていた。

QBダック・プレスコットは2025年シーズンに全17試合に先発したものの、キャリア5年目以降、2年続けて5試合以上を欠場しなかったことが一度もない。

【RA】