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アーロン・ドナルドが現役復帰、ラムズと1年約32億円で契約へ

2026年08月31日(月) 08:46

アーロン・ドナルド【Ryan Kang via AP】

引退から2年以上、復帰をめぐって大きな注目を集め始めてから数カ月、将来のプロフットボール殿堂入りが確実視されるアーロン・ドナルドが、ロサンゼルス・ラムズで現役復帰することになった。

現地30日(日)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートと『ESPN』のアダム・シェフターが、AP通信NFL守備部門年間最優秀選手賞を3度受賞しているドナルドが引退を撤回し、スーパーボウル制覇を目指すラムズに加わると報じた。ラポポートとシェフターによると、35歳のドナルドは1年2,000万ドル(約32億円)で契約し、プレーオフに関するインセンティブを含めると最大3,000万ドル(約48億円)になるという。

その直後、ラムズもドナルドがチームに復帰することを発表した。

ロサンゼルスが現地6月1日にクリーブランド・ブラウンズとのトレードでマイルズ・ギャレットを獲得した直後、ドナルドの現役復帰は夢物語のようにも思われていた。

しかし、この夢のようなシナリオはすぐに現実味を帯び始めた。ヘッドコーチ(HC)を務めるショーン・マクベイは復帰の可能性についてたびたび前向きに語りながらも、ドナルド自身に決断する時間を与えていた。さらに、リーグのトランザクションレポート上で正式なトライアウトとされたワークアウトをドナルドが現地8月5日に実施したことで、復帰への期待は一段と高まった。以前にもラムズの施設を訪れていたドナルドは、この日はヘルメットを着用しながらフルパッドなしでワークアウトを実施。チームの用具を使用したため、ラムズにはリーグへの正式な報告が義務づけられていた。ラムズは現地16日にもドナルドが2度目のトライアウトを行ったと報告している。

シェフターによれば、現地30日(日)正午の時点でも、ドナルドが自身の意向をチームに伝えないままラムズのオフィスを後にしたことで、球団内には本当に現役復帰するのか疑念が生じていたという。しかし、それから2時間もしないうちに、ドナルドは復帰を発表した。

ドナルドは今度こそフルパッドを身につけてラムズに復帰する。すでに充実した戦力をそろえるチームに加わり、ディフェンシブラインは現代版“フィアサム・フォーサム(恐怖の4人組)”とも呼べる陣容となる。

その中心となるのがドナルドとギャレットだ。2人は合わせてプロボウル選出17回、オールプロ選出13回、236.5サックを記録し、AP通信NFL守備部門年間最優秀選手賞も合計5回受賞。昨季にNFLのシーズン記録となる23サックを挙げ、自身2度目の同賞に輝いたギャレットにドナルドが加わったことで、スーパーボウル優勝候補とされていたラムズへの期待はさらに高まることになる。

ディフェンシブラインにはほかにも、2シーズンで11.5サックを挙げているブレイデン・フィスク、2025年にプロボウルに選出され、3シーズンで27.5サックを記録しているバイロン・ヤング、ラン守備に定評のあるプーナ・フォード、3シーズンで24サックを挙げているディフェンシブタックル(DT)コビー・ターナーがいる。一方、ギャレット獲得のトレードでブラウンズに移籍したジャレッド・バースとドナルドが一緒にプレーすることはない。引退中もコンディションを維持してきたドナルドだが、今後は実戦に対応できる状態にあるか、2年以上のブランクによる影響があるかも注目される。

ラムズにとって目標は明確だ。第61回スーパーボウルは2027年2月14日(日)【日本時間15日(月)】、本拠地SoFiスタジアムで開催される。ドナルドは同じ場所で行われた第56回スーパーボウルで、シンシナティ・ベンガルズを23対20で下した試合の最後にクオーターバック(QB)ジョー・バロウにプレッシャーをかけて第4ダウンのパス失敗を誘い、ラムズの優勝を決定づけた。

当時の主力の多くはすでにチームを離れているが、ドナルドはタイトエンド(TE)タイラー・ヒグビー、アラリック・ジャクソン、コールマン・シェルトン、昨季MVPのQBマシュー・スタッフォードら、当時ともにスーパーボウルを制した選手たちと再びプレーする。

NFLで10シーズンを過ごしたドナルドは、2014年にAP通信NFL守備部門年間最優秀新人賞を受賞してキャリアをスタート。10シーズンすべてでプロボウルに選出され、守備部門年間最優秀選手賞を3度、オールプロを8度受賞した。通算成績は111サック、543タックル、24回のフォースドファンブル、176回のロスタックルで、2018年にはキャリア最多の20.5サックを記録。プロフットボール殿堂の2010年代オールディケイドチームにも選ばれている。

ラムズはこのオフシーズン、ギャレットに加えてカンザスシティ・チーフスからコーナーバック(CB)トレント・マクダフィーをトレードで獲得して契約を延長し、マクダフィーの元チームメイトであるジェイレン・ワトソンとも契約。MVPに選出されたQBスタッフォードも現役続行を表明し、契約延長に合意した。そこにドナルドまで復帰することになり、2026年シーズンのラムズにかかる期待はこれまで以上に大きなものとなっている。

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