再びジャイアンツ先発QBに立つウィンストン「これが俺の夢見てきたこと」
2026年09月25日(金) 10:32
ニューヨーク・ジャイアンツはクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンのチームとなった。
不運な状況が重なった。平常の先発QBであるジャクソン・ダートが膝を負傷し、手術が必要になっている。しかし、不運を嘆いている時間はない。ロサンゼルスが舞台のマンデーナイトゲーム中に緊急で起用されたウィンストンには、備えるべき次の試合がある。
ウィンストンは現地23日(水)、シーズン第3週に組まれたテネシー・タイタンズ戦を前に「ずっと夢見てきたことだ、先発クオーターバックになることは」と話した。
「もちろん、ジャクソンへの敬意と感謝は変わらないけど、同時に、これが俺の夢見てきたものなんだ。今の自分の立場になって、ハイレベルでプレーすることを夢見てきた」
マンデーナイト戦で負傷したダートの代役を務めた際、確かにウィンストンのプレーはハイレベルとは言えなかった。28対6で敗れた試合で、ウィンストンはパス27回中11回成功、111ヤード、インターセプト1回という結果に終わっている。以前もウィンストンは似た状況にあったことがあり、昨シーズンはダートに代わって2試合に先発し、いずれも1ポゼッション差で敗北した。
ウィンストンの経験と代役として先発した際のパフォーマンスを評価したジャイアンツは、9月初旬に2年1,300万ドル(約20億6,281万円)の契約をもって、信頼できるベテランバックアップとしてこのクオーターバックを迎えた。ただ、その出番がこれだけ早いとは想定していなかったはずだ。
とは言え、NFLのバックアップQBを務めるというのは、そういうことだ。これまでは出番を待つ立場だったウィンストンだが、これからのレギュラーシーズンは先発としてプレーすることになる。
「本当に光栄。去年は2試合でその機会をもらった。本当に名誉なことだったよ」とウィンストンは振り返った。
「だけど、この試合だけについて言えば、自分の本当のベストを出すことに集中している。そこに立ち、最高レベルの基礎を徹底し、正確にプレーを実行する。すべてはそこから始まるし、シンプルなこと。どれだけ大きなものに見えても、今この瞬間に集中して、自分が置かれた場所で、今あるものを使ってできることをすべてやる。今、それはジャクソンを励まし続け、フットボールフィールドに立ち、今のニューヨーク・フットボール・ジャイアンツの先発クオーターバックを務めることだ」
ウィンストンが出場すれば、間違いなく試合はおもしろくなる。優れた腕とビッグプレーを生み出す運動能力のあるクオーターバックでありながら、ワイルドで時に無謀なプレーを見せるウィンストン。元ドラフト全体1位指名選手であるウィンストンは、最悪のタイミングで痛烈なミスを犯すことでも知られている。
30-30クラブ(単一シーズンにタッチダウン30回かつインターセプト30回)の創設者とも言えるウィンストンのキャリアを定義づけるのは、予測不可能性だ。400ヤードを投げる力がある一方で、インターセプトを3回喫したり、敗北に直結するピック6を食らったりする。ウィンストンはこの3つの要素すべてを、クリーブランド・ブラウンズ時代の2024年に、ブロンコスに敗北した試合で経験した。ウィンストンはインターセプトリターンタッチダウンの後には天に祈っているとさえ語り、報道陣に「ピック6から救ってくださるよう、主に祈っている」と話したことがある。
ジャイアンツはウィンストンらしいプレーを望むと同時に、無謀なプレーは避けることも求めている。ダートの損失を乗り越え、ニューヨークのファンの応援にふさわしい競争力のあるチームであることを示すための最良の道が、それだからだ。
「ファンは勝利を望んでいる。俺が彼らに何を見せるかって話じゃない。俺たちがそこに立ち、一緒にフットボールゲームに勝ち、応援したくなるようなもの、支えたいと思うものを届けることだ。ただ、今の俺の心としては、フレッシュな状態。チャンスがあるっていうのは素晴らしいこと。信じられないくらいにね」とウィンストンは話した。
「そのことに感謝しているけれど、励まし続けなければならない仲間がいて、フットボールゲームに備える必要もある。ただ、これまでにたくさんのフットボールゲームに向けて準備してきて、ケガを抱えたこともあった。本当に大変なケガをしたこともあった。だから、2つのバランスを取りながら、今の場所で今の自分にできることをやるって考え方を忘れないようにしている」
ウィンストンとジャイアンツ(1勝1敗)は東部時間27日(日)13時【日本時間28日(月)2時】に、テネシー・タイタンズ(0勝2敗)をホームで迎え撃つ。
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