QBダートの負傷を受け、ジャイアンツがバイキングスQBマッカーシーをトレードで獲得
2026年09月29日(火) 09:47
ミネソタ・バイキングスが公にクオーターバック(QB)J.J.マッカーシーと決別した。
バイキングスは2027年ドラフト5巡目指名権と引き換えに、2024年ドラフト全体10位指名選手だったマッカーシーをニューヨーク・ジャイアンツにトレードした。チームが現地28日(月)に発表している。
マッカーシーがミネソタで先発したのはわずか10試合。その中で、マッカーシーはパスの正確性で大きく苦戦してきた。バイキングスが23歳のマッカーシーを放出するとの見方は、チームがフリーエージェントのカイラー・マレー獲得を目指し、ベテランのカーソン・ウェンツと再契約したオフシーズンの時点ですでに出ていた。バイキングスはトレーニングキャンプでマッカーシーに先発争いのチャンスを与えたものの、最終的には居場所を失う形となっている。
ルーキー当時、マッカーシーはプレシーズンに膝を負傷して1シーズンを棒に振った。2025年のオフシーズンの間にサム・ダーノルドとダニエル・ジョーンズがバイキングスを去っており、チームは1巡目指名選手であるマッカーシーに先発の任を与える。しかしながら、マッカーシーは健康状態を維持するのに苦戦し、フィールド上ではパスが乱れ、安定してオフェンスを前進させることは少なかった。
昨年は10試合に先発――バイキングスのジャージーを身に着けて登場したのはこれらの試合だけ――し、パス成功率57.6%、1,632ヤード、タッチダウン11回、インターセプト12回を記録。
今回のトレーニングキャンプとプレシーズンでも苦戦は続き、バイキングスがマッカーシーを頼ることは、たとえ主力のバックアップとしてもできないことが分かってくる。シーズン開幕時には元1巡目指名選手であるマッカーシーがインアクティブの緊急時用QB3とされており、バイキングスがマッカーシーをトレードするのは時間の問題だった。この動きによって、バイキングスがサラリーキャップ上で抑えられるのは450万ドルで、それなりの額とはいえ、クオーターバックというポジションとしては高い金額とは言えない。
バイキングスヘッドコーチ(HC)のケビン・オコンネルはかつて「私は若手クオーターバックが組織を失敗させる前に、組織が若手クオーターバックを失敗させるのだと思っている」と発言したことで知られている。それについて言えば、ジャイアンツはバイキングスが若手を見限るのが早過ぎたことを願っているだろう。
シーズン第2週にジャクソン・ダートが膝を負傷してシーズン絶望となったことから、ジャイアンツはクオーターバックの補強を予定していた。マッカーシーが加入することで、ジョン・ハーボーHC率いるチームはシーズンを戦いながら成長させていける若手パサーを擁することになる。マッカーシーのキャリアが最も輝いていたのは、ミシガン大学でジム・ハーボーの指揮下にあったときだ。もしかしたら、兄ハーボーがKOC(オコンネル)にはできなかったポジティブなプレーを引き出してくれるかもしれない。
ジャイアンツの現在のQB1はジェイミス・ウィンストンだが、そのプレーは15試合にわたって成功し続けられるパサーというよりは、スポット先発向きの選手に近い。ジョン・ハーボーHCは月曜日に報道陣に対して、シーズン第4週のアリゾナ・カーディナルス戦で先発するのはウィンストンだと話していた。
「それ以外は何を話しても、カーディナルスを倒す役には立たない。だから、関係ないことだ。私の見通せる限りの将来で、ジェイミスが先発する」とハーボーHCは語った。
ウィンストンのプレーが悪化するか、負傷するかした場合、今のビッグブルーにはもう1つの選択肢がある。ジャイアンツは日曜日のタイタンズ戦に向けて、練習生だったジェイク・ヘイナーと契約してアクティブロースターに迎えていた。マッカーシーがどれだけ迅速に新しいオフェンスに馴染めるかが、ジャイアンツでいつフィールドに立つかを左右するかもしれない。
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