QBマイケル・ペニックスJr.の帰還で「完全に別物」になったファルコンズ
2026年10月07日(水) 11:40
2週間にわたって、アトランタ・ファルコンズはNFLでも最弱の部類に入るチームだった。しかし、クオーターバック(QB)マイケル・ペニックスJr.がラインアップに加わった途端、チーム全体の動きが急激に良くなっている。
ニューオーリンズ・セインツに45対24で勝利したマンデーナイトフットボールで、ペニックスがもたらした違いがより明らかになった。ペニックスはチームを適切なプレーに導き、チェーンを前に進めなければならないときにピンポイントでパスを通す正確性を示している。ファルコンズはニーダウンを除く最後の6回のポゼッションのうち、5回でタッチダウンを決めた。
ファルコンズのセーフティ(S)ジェシー・ベイツは『ESPN』に「俺たちはとにかく、自分たちが何者になれるかを見せたかった。最初の2週間は俺たちの基準に届かなかった。(ペニックスが)戻ってきてうまくやってくれると、完全に別物のチームだ。これからもこの調子で行こうとワクワクしている」と話している。
QBクーパー・ラッシュが先発を務めたシーズン開幕からの2週間で、ファルコンズの試合平均得点は8.0ポイントとなっており、これはリーグ最下位の数字だった。1試合あたり262ヤードにとどまり、ターンオーバーは7回喫している。ペニックスがラインアップに加わると、ファルコンズの試合平均得点は40ポイント、平均獲得ヤードは459ヤードと上昇し、ターンオーバーは2試合で1回しか記録していない。
攻撃陣が最初の2週間のように守備陣を苦しい状況に追い込むこともなくなり、攻守がかみ合ったことで、2週連続での圧勝につながった。
ファルコンズはここ2試合でいずれも20点差以上をつけて勝利している。ファルコンズが2週連続で20点差以上をつけて勝利したのは2016年のシーズン第14週と第15週以来のことだ。2016年シーズンには得点力でリーグトップのオフェンスを引っ提げ、第51回スーパーボウルに進出している。また、フランチャイズ史上、アウエーで20点差以上の勝利を2試合連続で挙げるのは初めてとなる。
ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキー率いるチームは、トレーニングキャンプでペニックスを急がせることなく、再度のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの復帰を目指していたペニックスにシーズン第1週での先発を迫ることもなかった。開幕からつまずくのは苦しい展開だったものの、ペニックスが戻ってからは本来の調子を取り戻している。アンダーセンターからのプレーや、プレーアクションを大幅に増やしたステファンスキーおよび攻撃コーディネーター(OC)トミー・リースのスキームを実践するペニックスの能力が、攻撃陣を様変わりさせた。
ランニングバック(RB)ブライアン・ロビンソンはペニックスを「あいつは本当に素晴らしい」と評した。
「今の彼のプレーについては、他に言いようがない。あの態度も尊敬している。入ってきてフィールドに立つと、ただ集中して準備ができている。これまでに経験してきたことを、自分の目標や未来に望むことの妨げにはしないんだ」
ファルコンズはバックフィールドにいる2人のB・ロブを重用し、ビジャンとブライアン・ロビンソンは合わせて5回のラッシングタッチダウンを記録した。とは言え、ファルコンズを目の当てられないチームから爆発力を発揮するチームに変えたのは、パスを通じて守備陣を切り裂くペニックスの能力だと言えよう。
印象的な2連勝を挙げたステファンスキー一行だが、これからの日程は厳しくなる。今後3週間に対戦を控えている相手は、ボルティモア・レイブンズ、シカゴ・ベアーズ、サンフランシスコ・49ersだ。ペニックスとその仲間たちが新たな攻撃力を維持できるのか、それとも2週間の幻だったのかは、いずれ分かってくるだろう。
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