開幕から5試合のプレーが振るわないとの“見方”を否定するブロンコスQBニックス
2026年10月15日(木) 12:06
デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ボー・ニックスは2026年シーズン開幕からのプレーが振るわないとの見方を気にかけていない。
『The Denver Gazette(デンバー・ガゼット)』によれば、ニックスは現地13日(火)に「プレーがいいとか悪いとかは1つの見方だし、正直言って自分たちが作り上げるものだと思う。必ずしも、自分がいつものプレーとは違うプレーをしているとは思わない」と話したという。
昨シーズンに足首の負傷でシーズン終了となって今季に復帰して以来の5戦で、ニックスはパスアテンプト162回で成功率59.9%、942ヤード、タッチダウン6回、インターセプト3回、パスアテンプト平均5.8ヤード、パスアテンプト平均6.0エアヤード、ドロップバック1回あたりのEPA(エクスペクティッド・ポイント・アディド/得点期待値への貢献度)-0.14を記録。パス成功率、タッチダウン率(3.7%)、アテンプト平均ヤード、およびアテンプト平均エアヤードとEPAはそれぞれ、キャリア最低の水準にある。“見方”ではない。これは“事実”だ。
先週日曜日にロサンゼルス・チャージャーズに勝利した試合で、ニックスはパス27回中16回成功、123パッシングヤード、タッチダウン1回をマークした。13ヤード以上で成功したパスは1回(第1クオーターのTEエヴァン・エングラムへの34ヤードパス)のみで、エアヤードが2ケタに乗ったパスも2本のみだった。これもまた“見方”ではなく“事実”になる。
一方で、ニックスが短いパスに頼ることでディープパスの機会を逃し、攻撃陣を足止めしていること、そして、今季序盤にかなりの苦戦を強いられているオフェンシブラインの後ろで、プレッシャーへの対処に苦労しているというのは、一つの“見方”だ。
そういった議論に対し、本人も反論することができる。
「正直言って、そこが今の俺たちの最大の課題。アグレッシブに攻めたいって思ってはいるんだけど、スタッツを見れば、このチームはリーグで1番ターンオーバーが多い。それで、ボールを失って守備陣を苦しい状況に追い込むことや、相手に有利なフィールドポジションを与えたりするわけにはいかないんだ」とニックスはコメントしている。
その一方で、ニックスは試合の流れに乗ることも大事だと理解している。
「結局のところ、そんなのどうでもいいんだ。インターセプトになることを心配しながらフィールドに出るなんてこと、ある? 全部のボールを50ヤード向こうに投げようとするなんてこと、あり得ないでしょ。とにかくそのときのプレーをやって、パスが通る状況なら投げる。そうでなければ、短いパスに切り替えるか、ボールを投げ捨てるか、パントする。それでいいだろ」
「ヒーローみたいなプレーを目指さないように気をつけるだけだ」
ニックスに責任があるのか、それともヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンや攻撃コーディネーター(OC)デイビス・ウェッブの凡庸なプレーコールにあるのか、物足りないラン攻撃にあるのか、精彩を欠くブロッキングにあるのか、もしくはこれらすべてにあるのかは分からない。ただ、今季5試合にわたってブロンコス攻撃陣を見てきた者であれば、よく機能する、爆発力のある集団だと評する者はいないだろう。
シアトル・シーホークスとのサーズデーナイトフットボールを迎えるにあたり、ブロンコス攻撃陣は得点でリーグ26位、総獲得ヤードで30位、プレー平均獲得ヤードで26位、試合平均パスヤードで25位、試合平均ランヤードで25位、サードダウンコンバージョン率で27位に沈んでいる。これは“事実”だ。
ニックスとブロンコスにとって、重要なのは勝利だ。攻撃陣がうまくかみ合わない中でも、これまでの戦績としては敗北よりも勝利の方が多い。
「俺たちは3勝2敗で、いいシーズンスタートを切っている。整理して、調整したいことはある。フィールド上での課題はあるけれど、去年みたいに、勝ち筋を見つけている。これからもそれを続けていけるし、当たり前だけど、1番大事なのは勝利だ」とニックスは話した。
【A】



































