パッカーズRBジェイコブスが暴行事件の証拠を恒久的に非公開とするよう求めて提訴
2026年10月16日(金) 11:29
グリーンベイ・パッカーズのランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスが、自身の暴行事件に関する証拠を恒久的に非公開とするよう求める訴訟を起こした。
ホバート・ローレンス警察署を相手取ったこの訴訟は、現地14日(水)にウィスコンシン州ブラウン郡巡回裁判所に提起されている。
ジェイコブスは先月、5月に当時のガールフレンドとの間で起きたトラブルに端を発する暴行および器物損壊の軽犯罪について、不抗争の答弁を行った。8月下旬に起訴された際の刑事告訴状には、自宅ガレージの監視カメラ映像が女性の証言を裏付けていると記されていた。
その映像はこれまで公開されておらず、女性の代理人を務める弁護士も先月、証拠を非公開とするよう求める申し立てを行っている。
今回の訴訟でジェイコブスの代理人を務めるクラレンス・デュチャックは訴状の中で、ジェイコブスは「今回の事件に関連する個人を特定できる記録や、私的かつ機微な情報を含む記録を公にすべきではないという被害者の立場に賛同し、支持している」と主張した。
ジェイコブスが起訴された直後、NFLはプロボウルに3度選出されているジェイコブスをコミッショナーの除外リストに登録した。このリストに登録されている間は試合や練習への参加を認められない一方、給与は引き続き受け取ることができる。
デュチャックは訴状で、被害者を特定する記録や本人のプライバシーに関わる情報が公開されれば、「本人が望まない形で公にさらされ、再び世間の注目を浴びることで被害を受ける危険がある」としている。
また訴状では、女性の「プライバシー、尊厳、安全、精神的な健康、あるいは事件に区切りをつけること」を脅かす可能性のある「記述、画像、音声記録、映像、供述、通信内容、その他の資料」を、警察が公開することを禁じるべきだと主張している。
さらに、近年はスポーツ界の著名人が強盗やその他の財産を狙った犯罪の標的になっていると指摘。映像が公開されれば自宅ガレージ内部の詳細が明らかになり、ジェイコブス自身を危険にさらす可能性があるとも訴えている。
訴状には次のように記されている。
「ジェイコブスの外出や遠征の予定が公に入手できることで、本人が自宅を留守にする時期を特定され、公開された住居やガレージ、出入り口、セキュリティー体制、所有物に関する情報を利用して、自宅が標的にされる危険が高まる。そうした詳細が広く公開されれば、窃盗、住居侵入、強盗、不法侵入、その他の特定の人物や自宅を狙う犯罪に遭う危険性が大幅に高まる」
ジェイコブスは5月23日に警察が騒動の通報を受けてウィスコンシン州の自宅を訪れてから3日後の26日に逮捕された。警察によると、女性はガレージから外へ出ようとした際にジェイコブスにつかまれて地面に投げ倒され、頭を打ったと話していたという。また、女性が地面に倒れている間に、ジェイコブスが携帯電話を奪ったと警察は説明している。
警察は女性の顔と首に赤みがあり、後頭部には腫れがあることも確認したとしている。
ジェイコブスと検察との合意では、今後1年間にわたって問題を起こさないこと、今回の被害者との接触を避けること、監督下に置かれること、カウンセリングを修了すること、被害者に賠償金を支払うことなどの条件を満たせば、器物損壊罪が取り下げられる可能性がある。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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