開幕2勝4敗のコルツがバラードGMを解任
2026年10月20日(火) 11:47
痛い敗戦を受け、インディアナポリスで人事が動いた。
現地19日(月)、コルツはジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードを解任したと発表。就任10年目の今季を2勝4敗でスタートしたことを受けての決断となる。
オーナーのカーリー・アーセイ・ゴードンは声明で次のように述べた。
「長年にわたってコルツに尽くし、この組織にすべてを注いでくれたクリスに感謝しています。彼はチームと地域社会を心から大切にしてくれました。クリスとご家族の今後の幸せを願っています」
「シーズン開幕時にも言いましたが、これまでになく強い危機感を持っています。私たちが求める基準は優勝を争うことです。その基準に達するためには、リーダーシップの変更が必要だと判断しました」
『ESPN』によると、アシスタントGMのエド・ドッズがバラードに代わって選手人事部門を統括し、ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンとコーチ陣はオーナー陣に直接報告する体制になるという。
今回の決断は、日曜日に本拠地で地区ライバルのテネシー・タイタンズに喫した手痛い敗戦の直後に下された。コルツは前半を13対0とリードして折り返したものの、ターンオーバーや守備のミス、パントブロックが重なり、それまで未勝利だったタイタンズに26対20で敗れている。
コルツは厳しい状況に陥っている。
2017年にGMとなったバラードは、その直後から元クオーターバック(QB)アンドリュー・ラックをめぐる問題に直面した。2019年にラックが突然引退すると、コルツはQBを次々に入れ替えることになった。バラードは長期的な解決策を見つけられず、チームは停滞を続けている。日曜日の敗戦を終え、バラードのGMとしての通算成績は72勝82敗1分、ポストシーズンでは1勝2敗となった。
就任当初は明るい兆しもあったが、近年は状況が悪化していた。十分に地区優勝を狙える状況の中で、コルツをもう一段上へ押し上げるための補強を重ねたものの、2020年を最後にポストシーズンから遠ざかっている。実りのない6シーズンが続く中でも、コルツは大きく崩れることなく中位にとどまっていたことが、バラードの解任を先延ばしにしていたようにも見える。しかし、ここ1年に行った大型補強も結果につながっていない。コーナーバック(CB)ソース・ガードナーの獲得に多くのドラフト資産を投じ、QBダニエル・ジョーンズとは複数年契約を結んだものの、いずれも期待した成果を挙げられていない。
ガードナー獲得のためニューヨーク・ジェッツに譲った2027年ドラフト1巡目指名権は、現時点では全体10位以内。一方、ガードナーは負傷していないときもプレーに波がある。苦戦しているジョーンズも、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、パス試投100回以上を記録している28人のうち、ドロップバック1回あたりのEPA(エクスペクティッド・ポイント・アディド/得点期待値への貢献度)で24位タイにとどまっているという。
アーセイ・ゴードンがこのタイミングで決断に踏み切ったのは理にかなっている。批判にさらされていたバラードには、トレード期限で売り手に回る動機がなかった。今後さらに状況が悪化すれば、コルツはチームを一度解体し、一から作り直す可能性もある。中途半端な状態を続けるより、抜本的な立て直しが必要なこともある。
ただし、アーセイ・ゴードンは2027年まで待つことなく、今季もチームに勝利を求めている。
声明では次のように続けた。
「シーズン中にこの決断を下したのは、あえてそうしたものです。待てば、すぐにでも始めなければならない重要な仕事が遅れるだけです。次のジェネラルマネジャーについては入念に候補を探し、この組織の将来を託すにふさわしいリーダーを見極めるために必要な時間をかけます」
「もう一つ、はっきりさせておきたいことがあります。この決断で今季の目標が変わるわけではありません。まだ多くの試合が残っています。チームには戦い、成長し、勝利を重ねることを求めています」
敗戦が重なるにつれ、変化は避けられないように見えていた。月曜日に示されたメッセージは明確だ。フィールド上の結果が改善しなければ、今度はスタイケンがいつまでその座にとどまれるかが問われるだろう。
コルツは今後3週間で、5勝0敗のミネソタ・バイキングス、4勝2敗のジャクソンビル・ジャガーズ、2勝4敗のダラス・カウボーイズと対戦する。
【R】



































