パッカーズ戦でオフェンスは「自分たちの役割を果たせなかった」とカウボーイズQBプレスコット
2026年10月20日(火) 11:49
ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットが目指していたのは、“Greatest Offense There Is(最高のオフェンス)”を意味する“GOTI”だった。しかし、実際にはGOTIどころか、“UGLY(醜い)”な内容となっている。
現地18日(日)に行われたグリーンベイ・パッカーズ戦で、カウボーイズのオフェンスはまったくかみ合っていなかった。ドライブを継続できず、プレスコットはターンオーバー2回を喫し、プレーコールにも疑問が残る中、23対13で敗れている。
カウボーイズの公式サイトによると、プレスコットは次のように語ったという。
「俺から見れば、ディフェンスはこの試合に勝つには十分なプレーをしてくれた。でも、オフェンスは自分たちの役割を果たせなかった。それが何より悔しい。ただ、これがNFLだ。もっと良くなる方法を見つけて、ここ2試合ずっと続いているこの不調から抜け出さないといけない」
カウボーイズの守備陣は序盤に相手の攻撃を止められず、“またか”という空気が漂った。しかし、守備コーディネーター(DC)クリスチャン・パーカー率いるユニットは後半に立て直し、最後の2クオーターで許したのはフィールドゴール2回とファーストダウン5回のみ。パッカーズのオフェンス成功率を31.4%に抑え、これは今季勝ち越しているチームの中で7番目に低い数字だった。
少なくとも接戦に持ち込めるだけの働きを見せた守備陣に対し、オフェンスの低調な内容はヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマー率いるチームとしては期待外れなものだった。プレスコット、ワイドレシーバー(WR)シーディー・ラム、WRジョージ・ピケンズ、ランニングバック(RB)ジャボンテ・ウィリアムズ、タイトエンド(TE)ジェイク・ファーガソンらを擁するだけに、カウボーイズのオフェンスはもっと結果を残せるはずだ。
カウボーイズのビッグプレーを封じたパッカーズのジョナサン・ギャノンDCの手腕も評価すべきだろう。ギャノンはアリゾナ・カーディナルスにいた頃にもカウボーイズを苦しめている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、パッカーズはプレスコットのドロップバックの76.8%でゾーンカバレッジを敷き、1回のパスアテンプトあたり4.3ヤードに抑えたという。これは2018年以降のプレスコットにとって4番目に低い数字で、タッチダウンも許さなかった。パッカーズが奪ったインターセプト2回とサック1回も、すべてゾーンカバレッジで生まれている。
プレスコットは「相手もこっちにどんな選手がいるか分かっている」と語った。
「俺たちがロングパスを狙いたいのも分かっているから、後ろを厚く守ってくる。できるだけ深い位置を守って、俺たちにショートパスを投げさせて、そこでタックルするのが相手のやり方だ。だから、俺たちはキャッチした後にヤードを稼がないといけないし、相手が見せている守り方を生かしてショートエリアを攻められるプレーも用意しないといけない」
プレスコットは終始、思うようにプレーできていない様子だった。パス54回中34回成功、258パスヤード、タッチダウン1回、インターセプト2回で試合を終えている。終盤には、さらにインターセプトを奪われてもおかしくない危ういパスがいくつかあった。
最近のオフェンス不振を受け、ショッテンハイマーにも批判が集まっている。ラン攻撃を機能させられていないことに加え、プレーコールにも課題が残った。パッカーズがプレスコットに絶えずプレッシャーをかける中でも有効な手を打てず、QBをドロップバックさせるプレーを繰り返した。試合終盤には首をかしげるようなコールも見られた。
ショッテンハイマーは次のように説明している。
「ランゲームが機能していないことで、われわれの攻撃は少し偏ってしまっている。オフェンスとして最も良い形にするにはバランスが必要だ。だから、そのバランスを見つけなければならない。もちろん、そこにはいろいろな理由がある。ブロックのミスもあれば、悪いプレーコールもある。ランでのミスもあるし、ほかにもさまざまな要因がある。ただ、結局のところ、自分たちに何ができるかは分かっている。それをフィールドで実行しなければならない」
カウボーイズはこのオフシーズン、今度こそポストシーズンで勝ち進めるチームになったと考えていた。しかし、ここまでは自らつまずく形が続いている。今後は不振にあえぐ2勝4敗のフィラデルフィア・イーグルス、2勝4敗のカーディナルス、2勝4敗のインディアナポリス・コルツとの対戦が控えている。ショッテンハイマーはここから連勝につなげなければ、進退を問う声がさらに強まるだろう。
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