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NFLがパリ開催のスティーラーズ対セインツ戦で警備を強化すると発表

2026年10月21日(水) 12:21

NFLロゴ【NFL】

NFLは、先週末にフランスの首都パリで大規模な抗議活動と騒乱が発生したことを受け、現地25日(日)に行われるピッツバーグ・スティーラーズ対ニューオーリンズ・セインツ戦で警備を強化すると明らかにした。

NFLのクラブ事業・国際・リーグイベント担当上級副社長を務めるピーター・オライリーによると、関係者はパリ市およびフランス政府当局に加え、アメリカ国務省とも連携しているという。セキュリティー担当シニアバイスプレジデントのキャシー・ラニアーをはじめとするリーグ関係者もフランス入りしているとのことだ。

オライリーは秋季リーグミーティングで次のように語った。

「われわれにとって、チームの安全、ファンの安全、そしてこの試合に関わるすべての人の安全が第一だ。当然ながら、あらゆる面で細心の注意を払い、両チームと緊密に連携しながら、刻一刻と状況を確認して準備を進めている」

オライリーは、パリ郊外のサンドニにあるスタッド・ド・フランスで試合を開催できなくなる可能性が浮上したことはこれまでにないと説明した。パリではほかにもスポーツイベントが予定されており、火曜日の夜にはパリ・サンジェルマンとバルセロナによるUEFAチャンピオンズリーグの試合も行われることを例に挙げている。

NFLは過去に、予期せぬ事態において現地当局の対応を妨げないよう、試合会場を変更したことがある。しかし、リーグ初のフランス開催となる今回はその必要はないと判断している。

オライリーは「現地で必要とされている警備や対応のリソースを、この試合によって圧迫することはないはずだ」と話した。

「そこは常に最優先で考えている。この試合のために現地の人員やリソースを過度に割くことはないだろう」

先週末のフランスでは、暴徒と警察が衝突し、車両への放火や公共施設への侵入が発生したほか、歴史ある市庁舎が炎に包まれた。主要都市で暴力行為や略奪が相次ぎ、フランスではここ数年で最も深刻な社会不安となっている。

週末には約2,400人が逮捕され、当局によると数千の店舗や事業所が被害を受けたり、略奪されたりしたという。一方で、生活費の上昇や学校環境の悪化に抗議するデモは、数十万人が大きな混乱なく行進する形で行われた。

セインツは日曜日にニューヨーク・ジャイアンツと対戦した後、そのままパリへ移動し、今週は現地で練習している。スティーラーズは試合直前にパリ入りする予定だ。

労使協定では最大10試合の海外開催が認められており、オライリーによると、来季はその上限となる10試合の開催も検討されているという。今季は過去最多となる9試合が組まれている。

来シーズンの開催地については引き続き協議が行われている。

オライリーは「継続性は大切にしたいが、新たな地域も検討しており、アジアもその一つだ」と述べた。

オーストラリア・メルボルンでの試合を巡っては、ロサンゼルス・ラムズが現地入りを遅らせ、その後サンフランシスコ・49ersに27対7で敗れたことから、試合前後に遠征スケジュールについて多くの議論があった。それでも、NFLが各チームの移動時期を統一する状況には至っていないようだ。

オライリーは「そこは各チームの判断だ」と説明している。

「現時点では、試合に向けてどのような計画を立て、準備するかというフットボール上の判断は現場に委ねている。将来的にある程度の統一基準を設ける可能性はあり、これから議論されることもあるだろう。ただ、今のところは各チームに決定権がある」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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