トレード期限が近づくも、ドルフィンズ残留を希望するDEシーラー
2026年10月21日(水) 13:32
マイアミ・ドルフィンズはバイウイークを終えた時点で未勝利であり、トレード期限は3週間後に迫っている。0勝5敗という現状を踏まえれば、ドルフィンズが選手という資産を売りに出す意義はあるといえるだろう。
一つの選択肢になるのが、ディフェンシブエンド(DE)ザック・シーラーだ。31歳のシーラーは、これまでの自身の基準には届かないシーズンを送っている。2018年NFLドラフト7巡目で指名され、ドルフィンズでは8年目を迎えているシーラーは、トレードされる可能性についてはあまり考えていないという。
チームの公式記録によれば、シーラーは現地19日(月)に「いや。みんながうわさをしたり、この時期にはいろいろな話が出るのは知っている。でも、俺はここで試合をすることに集中し、ドルフィンズの一員として勝つことに集中している。俺たちはいい仕事をしているんだ。来週が楽しみだし、バイウイーク明けで準備はできている」と話したとのことだ。
これまでにポストシーズンで2試合に出場し、チームの立て直しを何度も目の前で見てきた9年目のベテランであれば、未勝利のチームで苦しむより、優勝候補に加わることを願っても不思議ではない。しかし、シーラーはサウスビーチにとどまりたいとの意思を示している。
「ここが大好きなんだ。どれくらいここにいる? ここで、ドルフィンズの1人として勝ちたい。ハフリー(ヘッドコーチのジェフ・ハフリー)やサリー(ジェネラルマネジャーのジョン・エリック・サリバン)は、ここで素晴らしい仕事をやってきた。このチームが成長や、どこに向かっていくかにワクワクしているし、勝利を手にしたい」
シーラーは2025年8月に契約を延長し、2029年シーズン末まで契約下に置かれる形となった。来年の基本給は1,266万ドルとなっている。契約後半に保証額が設定されていない複数年契約であることから、ディフェンシブラインの補強を求めているチームにとっては魅力ある選択肢になる可能性がある。
ドルフィンズはシーラーのような選手をトレードすることで得られる見返り――おそらく、ドラフト3日目の指名権――と、シーラーの存在が長期的な再建で果たす役割のバランスを熟考する必要があるだろう。
ドルフィンズのように未勝利のチームがトレード期限に売り手に回ると考えるのは自然なことだ。しかし、チームには現時点でトレードに出せる有力な資産がそれほど多くない。シーズン開幕前に、その大半をすでに手放しているからだ。主力となるプレーメーカーの多くは若く、契約も残っている。2027年にフリーエージェントになる選手ならば、トレードに出す意味はあるかもしれない。ライトタックル(RT)オースティン・ジャクソンは経験ある先発選手だが、今季は苦戦している。パスラッシャーのジョシュ・ウチェやコーナーバック(CB)ジュジュ・ブレンツは、いくつかのプレーオフコンテンダーが補強を必要としているポジションの選手だ。
ハフリーHCは月曜日に、報道陣に「私は本当にこのチームが好きだ。0勝5敗とあって、私がおかしくなったとみんなが思うことだろう。でも、このチームが持っているエネルギーや、この集団の絆、若さは、一緒にいて楽しいと思えるものだ。彼らは本当にフットボールを愛している。一緒にプレーするのを、心から愛しているんだ」とコメントし、次のように続けた。
「振り返ってみて・・・私はここに迎えてきた人々のことを振り返っている。彼らが注いでくれた努力、そして、これからも注いでくれる努力のことを考えている・・・。私はこのチームを築いている土台を思っているし、私たち全員が勝ちたいと思っている。あなたがたが思う以上にずっと、私はもっと勝ちたいと思っている。・・・多くの人は、信じる前に結果を見たがる。私は信じている。大半の人にはまだ見えていない段階から、私はこのチームを信じている。今私たちがやっていることは、振り返ってみれば素晴らしいものになっているだろう」
【A】



































