2016年シーズン第16週に痛々しい脚の負傷に見舞われたシアトル・シーホークスのワイドレシーバー（WR）タイラー・ロケットは、来シーズンさらに強力になった姿での復活を誓った。

ロケットは地元ラジオ局『KIRO-AM』のジー・スコットとの電話インタビューで次のように語っている。

「手術のことについてはよく質問を受ける。手術自体は大変じゃなかった。どんな手術でも、手術後は体が10倍強くなった気分になるんだ。だからオレの脚も10倍強力になるはずだ」

素早さが持ち味で、WRに加えリターンスペシャリストとして活躍してきたロケットは、第16週の対アリゾナ・カーディナルス戦で腓骨を骨折し、現在はシアトルでリハビリ中だ。

ヘッドコーチ（HC）ピート・キャロルはシーズン終了後、ロケットのケガは来季までには完治し、第1週にはプレーできる状態になるだろうと話していた。ロケット自身もインタビューの中で開幕復帰を約束している。

「もちろん来シーズン開幕までにはプレーできる準備を整える。とにかく待ちきれないよ。今は開幕復帰に向けて言われたことをこなしていくだけだ」

ロケットは今季15試合に出場し、うち9試合に先発。レシーブ41回、597ヤード、1タッチダウンに加え、キャリー6回、114ヤード、1タッチダウンをマークしている。瞬足を生かしてパントとキックオフのリターンも担当し、今季は40ヤード以上のリターンを3度披露してくれた。

プレーオフでアトランタ・ファルコンズと対戦したシーホークスだが、攻撃面でロケット不在の穴を埋めることはできなかった。来季の開幕戦でロケットが10倍強力になって復帰することができれば、シアトル攻撃陣はスピード面でいっそう手強くなることだろう。