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故障者報告違反でシーホークスに警告

2017年02月15日(水) 09:32


シアトル・シーホークスのリチャード・シャーマン【AP Photo/Elaine Thompson】

リチャード・シャーマンの負傷報告をめぐる問題に判決が下った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたところによると、スターコーナーバック(CB)シャーマンのケガについて適切に報告していなかった件でシアトル・シーホークスが現地13日(月)、NFLの故障者報告政策に違反したとして警告処分を受けたという。

シーホークスがこれ以上の懲戒を科されることはない。

NFLの調査は先月、シーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルがシーズンを通してシャーマンがMCL(膝内側側副靭帯/ひざないそくそくふくじんたい)の負傷を抱えたままプレーしていたと明かしたことを受けてスタートした。シャーマンが膝の負傷に関して故障者報告書に記載されたことは一度もない。

ただ、シャーマンはフィールドに出た際にはケガを抱えながらも練習にフル参加しており、何度か練習自体を休んだことはあるが、チームは“負傷とは無関係”だと説明し、一般的な休息日として休んだだけだと主張してきた。

ガラフォロは今回の違反がNFL規約を誤解したことが原因だと報じつつ、今後、シーホークスと同様の違反があった場合は今回のシャーマン事件が考慮されることになるだろうとも伝えている。

シーズンを終えて、シーホークスのジェネラルマネジャーを務めるジョン・シュナイダーは今回の一件についてルールに従うと強調。『Seattle Times(シアトル・タイムズ)』に対し、「彼は一度も(試合を)欠場していない。それについては本当に男らしかったと思う。だから、ピート(キャロルHC)は・・・あの一件はシーズン末の記者会見だったので、いろいろなことについてフランクに話していたのだろうし、リチャード(シャーマン)の件も言及したのだろう。だから彼らもこの件を進めたと考えている。ただ、特に悪意があったとは思っていない」と述べている。

最終的にはNFLもこれに同意した格好だ。