ニューヨーク・ジャイアンツはディフェンシブエンド（DE）のジェイソン・ピエール・ポールにフランチャイズタグを付けた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロは現地27日（月）、ジャイアンツのピエール・ポールに対する今回の決定を報じ、このタグはおよそ1,700万ドル（約19億1,600万円）にもおよぶと伝えた。

花火の事故によって指を失った2015年7月4日の事件以来、復調に苦しんでいたピエール・ポールは昨年、チームと1年1,000万ドル（約11億2,700万円）で合意していた。先シーズンは見事に復活を遂げ、12試合で7サックを記録。第13週に鼠径部（そけいぶ）を負傷して戦線離脱を余儀なくされるまで、ピエール・ポールのサック数およびクオーターバック（QB）ヒット数16回はチームトップの成績だった。

それでもなお、両者が長期契約に至らない場合、ピエール・ポールは新シーズンでも自身の実力が本物であることを戦いの中で証明することになる。しかしながら、パスラッシュのスペシャリストであるピエール・ポールは先月、長期契約で合意できないなら新たな単年契約を結ぶつもりはないとガラフォロに対して語っていた。

ラジオ局『Around The NFL（アラウンド・ザ・NFL）』が選ぶフリーエージェント選手トップ101の中でもピエール・ポールは10位にランクしている。先シーズンのオフでも同様の形でトップ10に入ったピエール・ポールだが、結局、長期契約には至らなかった。

同日、アリゾナ・カーディナルスのアウトサイドラインバッカー（OLB）チャンドラー・ジョーンズやカロライナ・パンサーズのディフェンシブタックル（DT）カワン・ショートもフランチャイズタグに指定されている。また、ラポポートは27日、ロサンゼルス・チャージャーズがOLBメルビン・イングラムにフランチャイズタグを付けそうだと報じ、リーグ新年度が開始すれば同チームはイングラムと契約内容の交渉に入るだろうと伝えた。