シカゴ・ベアーズのワイドレシーバー（WR）アルション・ジェフェリーは今年1月、大胆な予想をしていた。それはベアーズが2017年のシーズンでスーパーボウルを制覇するとの予想だった。おそらくジェフェリーは“自分が”スーパーボウルを制覇すると言うべきだったのかもしれない。

残り1週間弱でフリーエージェントとなるジェフェリーは現地2日（木）、『ESPN』のジョシーナ・アンダーソンに対して3月9日に市場がオープンした際は優勝を狙えるようなチームと交渉したいと語った。

「ベアーズに悪い思い出は一つもない。今は愛しさがある。次のキャリアがどうなろうと覚悟はできている。WRを急募しているチームに行きたいが、現時点でチャンピオンシップを狙えるチームに所属したい。また、他のフリーエージェント選手たちが自分が狙っているのと同じチームに惹かれているかも見ていきたい。それが目標達成の役に立つはずだ」

ベアーズのジェネラルマネジャー（GM）ライアン・ペースとヘッドコーチ（HC）ジョン・フォックスはNFLスカウティング・コンバイン中、ジェフェリーとの再契約に興味を示してはいたが、ジェフェリーのコメントには既に離脱の構えにある選手じみたところがあった。

ベアーズがジェフェリーに対してフランチャイズタグを付けることはなかった。もしそうしていれば、チームはジェフェリーに対しておよそ1,700万ドル（19億4,200万円）を支払うことになっていただろう。

タンパベイ・バッカニアーズ、フィラデルフィア・イーグルス、テネシー・タイタンズ、サンフランシスコ・49ersなど、WRを欲している球団は多数存在する。ジェフェリーはフリーエージェント選手として有利な立場に置かれそうだ。これを考慮に入れれば、たとえベアーズよりもスーパーボウル制覇の夢が遠いチームだったとしても、ジェフェリーは最高額を提示したチームを新天地として選ぶかもしれない。