フィラデルフィア・イーグルスとディフェンシブエンド（DE）ブランドン・グラハムとの間には何かしらの障害が発生している。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロは現地10日（水）、グラハムが新契約を保留するつもりだと報じた。チームのワークアウトにはじきに参加する見込みだという。ガラフォロによれば、現段階でグラハムが新契約を焦る理由は見当たらないということだ。

8年目のグラハムは2015年に4年2,600万ドル（約29億7,000万円）でサイン。この契約によって2017年と2018年に650万ドル（約7億4,200万円）を受け取ることになっていた。どうやら、グラハムはリーグでいまだ先発経験のないチームメートのDEビニー・カリーよりもこの年額が少ないことに難色を示しているようだ。

先シーズンはDEとしてイーグルス一番の成績を収めているグラハムは今年1月、自身の契約内容についてこのように語っていた。

「その時が来たら心配すればいいと思う。だが、俺が一生懸命プレーしていることは知ってほしい。もしできるなら、もっと良い評価をお願いしたい」

グラハムは現地10日（水）、練習欠席についてのコメントを拒否した。『The Philadelphia Inquirer（ザ・フィラデルフィア・インクワイアラー）』のジェフ・マクレーンによると、グラハムは “今は契約について話せない”という内容のメールを送っていたようだ。

果たしてグラハムは新契約に関するチームとのチキンレースに一番乗りするのだろうか。もしそうなった場合でも、各選手は9月までに納得する回答を得ることになる。