セーフティ（S）トレ・ボストンがロサンゼルス・チャージャーズに移籍を決めたのには意外な理由があったという。

フリーエージェントとなったボストンはロサンゼルス・チャージャーズ、バッファロー・ビルズ、ピッツバーグ・スティーラーズを移籍先の候補として挙げていた。ボストンは『ESPN』に対してノースカロライナ州シャーロットのガソリンスタンドで起こった不思議な出来事について語っている。

「車線変更をしてガソリンスタンドに入ったんだ。ガスを入れて、財布を出してお金を払った時に3人の子供を連れた男の人に釣り銭をせがまれたんだ。だからオレは20ドル（約2,200円）を渡した」

「凄く感謝された。オレのことを神様の贈り物だって讃えてくれたんだ。オレがこの世に生まれてきたのには理由があるってね。でもオレの頭の中でも、この人が今ここにいるのには理由があると思っていた。だからこの人に移籍先をロサンゼルスにするかバッファローにするか選んでもらおうと決めたんだ。そしたら質問する前に彼がこう言った。“あなたみたいな良心を持った人はこの世に多くいません。本当にありがとうございます。私の名前はマイク・ダニエルズと言いますが、周りの人間にはL.A.と呼ばれています”」

それを聞いたボストンは涙を流したそうだ。ティッシュを探すボストンはその場に神の姿を見たと語り、L.A.と名乗る男性にさらに80ドル（約8,870円）を渡したという。

ボストンが加入するチャージャーズの来シーズンの活躍に期待したいところだ。