ダラス・カウボーイズは開幕からの大事な4試合でチームナンバーワンのパスラッシャーを欠くことになった。

同チームは現地28日（水）、ディフェンシブエンド（DE）デイビッド・アービングがNFL薬物規定に違反する運動能力向上薬（PED）を使用したとしてリーグからシーズン開幕4試合の出場停止処分を科されたことを発表。

今年の5月23日（火）には本人が契約を交わしているサプリメントの使用がこの処分の発端だったと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが指摘していた。この処分に対する申し立てが却下され、同選手への処分は28日に正式決定となっている。

頼りになるパスラッシャーを欠いていたカウボーイズにとって、先シーズン後半から突然頭角を現したアービングはチームに必要不可欠な存在となっていた。昨季のアービングは合計4サックを計上しているが、そのうちの3回は第15週、第16週にマークしたもの。この好調な流れからからも、今シーズンのアービングに対するチームの期待はひとしお大きかったに違いない。

このアービングの出遅れによって、新人DEタコ・チャールトンに開幕戦デビューのチャンスが巡ってくるかもしれない。