デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ（HC）バンス・ジョセフは現地27日（月）、トレバー・シーミアンがシーズン第13週のマイアミ・ドルフィンズ戦に先発予定だと明かした。これは26日のオークランド・レイダース戦で先発QBを務めたパクストン・リンチが負傷したのを受けての決定だ。

地元のラジオ番組『KDSP-AM』に出演したジョセフHCはインタビューの中で、“足首上部”を負傷したリンチは2週間から4週間の離脱を余儀なくされるだろうと話している。

シーズン第8週のカンザスシティ・チーフス戦で黒星を喫して以降、先発QBの座を取り戻せていなかったシーミアンだが、負傷後のリンチに代わって出場すると、パス21回中11回の成功で149ヤード、タッチダウン2回を記録して自身の復調をアピールした。

現在7連敗中のチームは3勝8敗と、開幕当初の勢いは霧散している。1970年以降でブロンコスがこれほどまでに連敗を喫するのは初めてのこと。この要因としてはおそらく、絶対的に信頼できるQBがチームに存在していないことが挙げられるだろう。

どのQBをとっても長期的な視野で見ることは今一つできないブロンコス。今季の開幕直後に見せた絶好調のシーミアンであればチームもひとまず納得できるかもしれないが、今となってはもはや手遅れの状況にあるだろう。

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