チーム内に不穏な空気、カウボーイズ選手らがコーチ陣に不満
2017年11月27日(月) 13:22サンクスギビングデーの現地23日(木)に行われたシーズン第12週、ロサンゼルス・チャージャーズとの一戦も落としたダラス・カウボーイズはこれで3試合連続の敗戦となった。ここ3戦でカウボーイズの得点は22点、これに対して失点は92点だ。
ヘッドコーチ(HC)のジェイソン・ギャレットは守備コーディネーター(DC)ロッド・マリネリと攻撃コーディネーター(OC)スコット・リネハンの責任を問うかどうかの判断を迫られている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは26日、『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』の中でカウボーイズの選手たちがチームの連敗に対して怒りをあらわにしているとし、次のように語った。
「オーナーのジェリー・ジョーンズがジェイソン・ギャレットやコーチ陣を絶対的に信頼しているのは明らか。しかし、ロッカールーム内の様相は少し違っている。選手たちはコーチ陣への不満をあらわにしている。この不満は2つのことが要因となっているようで、ここ数週間にかけて何も戦略を変化させていないことがまず1つ目に挙げられる。タイロン・スミスの代わりに起用したタックルのチャズ・グリーンは壊滅的なパフォーマンスを見せていた。それでもチームが彼をサポートすることはなく、その後のゲームプランを変えることもなかった。このことでチーム内に不穏な空気が漂い始めた。もう1つの理由としては、パターンが単純すぎるということ。サーズデーゲームではカウボーイズがブリッツを仕掛ける前から相手クオーターバックのフィリップ・リバースはその動きを読んでいた。これらのことからチームには不協和音が生じている。カウボーイズが今週30日に開催されるワシントン・レッドスキンズ戦をどのように戦うかが今後にとって重要な指標となる」
現在のカウボーイズはスミスやショーン・リー、エゼキエル・エリオットといったチームの中心選手を欠いており、フラストレーションが溜まるのも仕方のないことだろう。しかしながら、これ以上白星から遠ざかる場合、チームは問題解決に向けて内部改革を敢行する可能性もある。
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