サンフランシスコ・49ersがついにジミー・ガロポロを先発クオーターバック（QB）に指名した。

現地28日（火）、チームは今週末のシカゴ・ベアーズ戦にガロポロを先発起用することを明言した。

ヘッドコーチ（HC）のカイル・シャナハンは先月にニューイングランド・ペイトリオッツとの交換トレードで獲得したガロポロが先発となる旨をQB陣に伝えている。

移籍後の2試合はC.J.ビーサードが先発する中、サイドラインで戦況を見つめていたガロポロ。シアトル・シーホークス戦の終了間際にビーサードが負傷離脱したのを受け、トム・ブレイディの元バックアップQBであるガロポロがシーズン第13週に49ersの選手としてようやく先発デビューを飾る。

ビーサードの後を継ぎ、シーホークス戦の残りわずかな時間に出場したガロポロがボールを投じたのは2度のみだったが、最後の1投はエンドゾーンでワイドレシーバー（WR）ルイス・マーフィーをヒットしてタッチダウンとなった。

ガロポロの早期起用に関して慎重な姿勢を見せ続けていたシャナハンHCだが、ファンや専門家たちからのガロポロ起用へのプレッシャーは相当なものがあった。この決断は今季終了後にフリーエージェント（FA）となるガロポロに、その実力を証明させる良い機会となるだろう。短時間でハイレベルなパフォーマンスを披露してくれるガロポロではあるが、これまでにNFLで先発QBを務めたのはたった2試合なのだ。

ベアーズ戦後にはヒューストン・テキサンズ、テネシー・タイタンズ、ロサンゼルス・ラムズを相手に迎える今、49ersはようやく期待の持てる司令塔を率いて試合に臨むことが可能となった。

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