カロライナの土地にNFLチームを誕生させたカロライナ・パンサーズのオーナー、ジェリー・リチャードソンが今季終了後にチームを売却する予定でいることが判明した。これはチームが公式に発表したもの。

リチャードソンオーナーはチームの公式サイトを通じて次のように述べている。

「これまでの人生でNFLのチームをシャーロットに誕生させること以上に大きなミッションや目標はなかった。ここに至るまでには数えきれないほどの障壁があった。われわれのコミュニティがプロフットボールを支え、サポートしてくれるかどうかでさえも不安な要素だったが、もしチャンスさえあればカロライナを本拠に置くチームが誕生する可能性は十分にあると信じていた」

「そして、このカロライナ・パンサーズが誕生した。このチームは今やわれわれのコミュニティの中でも絶対的なものとなった。オープン以降、スタジアムのコンディションは最高の状態を保っている。わがチームはスーパーボウルにも2度出場した」

「フットボールとはまた、私の人生の中心でもある。毎日、カロライナをホームとすることができた喜びを神に感謝している。20年間にわたってロザリンドや自分の家族が与えてくれた優しさや寛容さに対してはお返しする方法もわからないほどだ。このチームにはフットボール界最高のファンもついてくれた。心からそう思っている。私の考えだが、このチームは組織としても最高のチームだ。これまで本当によくやってくれた」

「このタイミングでオーナーシップを譲渡するのが適切かと考えている。それゆえ、今季終了後にはカロライナ・パンサーズを売却するつもりだ。売却に関しては今季最後の試合が終わるまではプロセスを進めず、問い合わせに応じることもない。フィールドの内外を問わず、この組織に関わる全員がスーパーボウル制覇というたった1つのミッション達成を目指して協力してくれることを祈っている」

「このチームのオーナーではなくなるが、私はいつまでもパンサーズの1番のファンであることを誓う」

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地16日（土）、今回の動きはリチャードソンオーナーが業務中の女性社員に対して不適切な発言を行った疑惑をNFLが調査したことが発端となったものと報じている。

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