デンバー・ブロンコスがパクストン・リンチに最終戦を任せるようだ。

ヘッドコーチ（HC）バンス・ジョセフは現地26日（火）、チームが今週末のカンザスシティ・チーフス戦で元ドラフト1位指名選手であるクオーターバック（QB）リンチを先発に起用することを明言した。シーズン第16週時点でリンチはまだ足首のケガが完治しておらず、ブロック・オズワイラーが先発してワシントン・レッドスキンズ戦に敗れている。

チームの公式サイトを通じ、ジョセフHCはチームがリンチの活躍を切望しているとも述べた。

「QBのポジションに問題があるままオフシーズンに入ってしまう。最後だけでも本来のパクストンのパフォーマンスを見せてほしい」

今季唯一の出場試合となったシーズン第12週のオークランド・レイダース戦でリンチは足首を負傷して戦線離脱。試合に挑んだリンチは相手ディフェンス陣に対する読みが甘く、判断にも迷いが見られた。加えて、やはりポケット内での動きにもまだ問題を抱えている様子をうかがわせていた。この日、23歳の若手QBは14回のパスを投じて9回の成功、41ヤードを記録。1アテンプト平均は2.9ヤードでレッドゾーンでのインターセプトも1回記録し、4度のサックを浴びている。

ジョセフHCとジェネラルマネジャー（GM）ジョン・エルウェイにとっては今週末の試合がゲーム中にリンチへの評価を下す最終チャンスともなる。シーズン第17週にリンチがどのようなパフォーマンスを披露しようとも、エルウェイGMはチームQBポジションに変革を起こすつもりだ。次のオフシーズンにブロンコスが大枚をはたいてでも獲得を狙う最大の大物は今後、フリーエージェント（FA）となる可能性の高いカーク・カズンズだ。

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