タンパベイ・バッカニアーズが先発クオーターバック（QB）不在でシーズンの開幕を迎えそうだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地21日（木）、リーグの行動規範に違反したとして、NFLがQBジェイミス・ウィンストンに数試合の出場停止処分を科す見込みだと報じた。このニュースは『ESPN』が最初に伝えたものである。

ラポポートによると、ウィンストンとチームにはまだ停止処分についての連絡は届いていないようだ。

チームはリーグからの公式発表がないかぎり、声明を発行する予定はないとしている。

ウィンストンに科されるだろう停止処分は2016年３月に、アリゾナ州スコッツデールにて起きたウーバー（一般の提携ドライバーによる配車サービス）の女性運転手への痴漢疑惑事件に基づくものとのことだ。これに関する警察調書は出されおらず、NFLは2017年11月17日に調査を開始していた。

ウィンストンは昨年11月17日、同事件を否定する声明を発表していた。

「ある報道機関が約2年前のウーバーの女性運転手が絡んだ疑惑事件に関して自分についての話を公開した。この話は同運転手に対して不適切な接触におよんだと、誤って自分を非難している。この運転手は乗客の人数を誤って認識しており、また、彼女の隣に乗車していた人についても誤解していると思う。この訴えは誤りであり、主張の自然性や認識の高まり、そして、こういった種の問題に対する考慮を踏まえ、私はすぐにこの虚偽報告への対応に出た。疑惑事件に際し、私はその主張をウーバー側に否定したものの、彼らは私のアカウントを停止する決断に至った」

「こういった状況におちいった人たちが抱える不安に対してより良い反応を生み出し、認知度を高めるための国家的な動きを私は支持しており、この訴えは誤りだと申したい。私が不適切な接触などしていなかったことを確信している一方で、この運転手と争うことに力を注ぐつもりはない。ただし、何らかの形で自分の態度、あるいは、存在が彼女を不快にさせてしまったことは後悔している」

バッカニアーズのロースターには現在、ウィンストン、ライアン・フィッツパトリック、ライアン・グリフィン、そして、オースティン・アレンの4人のQBが登録されている。

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