ニュース

ビルズGM、「DEローソンはまだ指名順位ほどの期待に応えていない」

2018年06月22日(金) 17:14

バッファロー・ビルズのシャック・ローソン【Aaron M. Sprecher via AP】

高まるプレッシャーの中、シャック・ローソンが3年目のシーズンを迎える。バッファロー・ビルズの元ドラフト1巡目指名選手であるローソンは今春、自らのトレードに関するうわさを耳にしていた。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』の記者であるマシュー・フェアーバーンに対し、「しまった、俺に関するトレードのうわさなのかと感じた」と語ったローソンは続けてこのように述べた。

「それを目にはしていた。あぁ、それがモーニングコールみたいなものだ。トレードのうわさをずっと耳にしていたし、“自分はドラフト1巡目で今が3年目。そろそろ目を覚ます時間だ”というように実感したんだ。自分が良い選手であることは分かっている。すべての力を出し切ること、そして、ただの才能ある選手ではなく、ハードに働き、技術やスキルなどすべての向上に励む才能ある選手にならなくてはいけない」

2016年ドラフトで全体19位に指名を受けたローソンが21試合を通じて記録したのはサック6回とタックル24回のみ。足首を故障した24歳の彼は先シーズンを故障者リスト上で終え、プレーオフの舞台は逃していた。

フェアバーンとの質疑応答の中、ビルズのジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンはトレーニングキャンプへと向かうローソンの現在の立場をありのままにこう語っていた。

「シャックは(2016年に)1巡目の指名権を使ってまでこのフランチャイズが投資した男だ。この期待に彼がまだ応えていないことは秘密でも何でもない。ショーン(マクダーモット)と私はかなりストレートに物を言う。横柄になるつもりはないが、われわれは回りくどい言い方はしない。われわれはシャックに期待を込めていたんだ。」

「ここまで彼は本当に良い仕事をしてきたとは思う。ただ、われわれはまだまだやらねばならない。これから5週間のオフに入る。この期間に彼は何をするつもりなのだろうか。止まった地点から次なるステップを踏み出すのか、あるいは、後退してしまうのか。それがわれわれの行った会話だ。彼はそうしたいのだと思う。今年の彼は去年よりもかなり集中していると感じる。可能性は無限大だ。彼には才能があるのだからね。彼がその才能をどう生かし、どれほど死に物狂いになれるかの問題だ。難しい話である。毎日プロであることの意味がわかってない選手も何人かいるし、彼にもちょっとそのような部分がある。思うに、今の彼はそれを分かってきている。大きな夏になるよ。トレーニングキャンプによって彼のバッファローでのキャリアがどこへ向かうかが分かるはずだ」

ローソンにとって1つ気になるのはビーンGMがすでに外部から彼の代わりを務められるトレント・マーフィーを獲得していることだろう。マーフィーの状態が回復した場合、ローソンはローテーションの1選手として単純にロースター入りを目指す争いに加わることとなる。

ビーンGMは前GMのダグ・ウェイリーが残した選手たちをためらいなく切り捨てている。われわれは昨年、マーセル・ダレウス、サミー・ワトキンス、レジー・ラグランドらが放出されるのを目の当たりにした。印象的なトレーニングキャンプを過ごさないかぎり、ローソンがバッファローから追い出される新たなドラフト上位者となる可能性は高そうだ。

【S】