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フラッグフットボール米国代表チームQBドゥセット三世がNFL選手に警告、「俺たちを甘く見るな」

2026年03月11日(水) 10:52

【NFL】

フラッグフットボールのクオーターバック(QB)であるダレル・ドゥセット三世は間もなく、NFLのパスラッシャーであるボン・ミラーやマイルズ・ギャレットにフィールド上で追い回されることになる。また、コーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーがレシーバーの1人をマークするだろう。

それはドゥセット三世が長年思い描いてきた機会であり、現地3月21日(土)に行われる“The Fanatics Flag Football Classic(ファナティクス・フラッグフットボール・クラシック)”で実現する。ドゥセット三世と米国代表フラッグフットボールチームにとっては、初めてフラッグフットボールが正式種目となる2028年ロサンゼルス五輪を前に、現役あるいは往年のNFLスター選手たちと“親善試合”で対戦するチャンスだ。ロサンゼルス五輪の出場チームには、現役のNFL選手が含まれる可能性が十分にある。

ドゥセット三世がトム・ブレイディやジェイレン・ハーツといったスター選手ぞろいのメンバーに向けたメッセージは簡潔だ。ドゥセット三世は『Associated Press(AP通信)』との電話インタビューで「こっちは全力を出すからそっちも全力を出せ」と語り、「俺たちを甘く見るな」と強調した。

このイベントは当初、サウジアラビアのリヤドにあるキングダム・アリーナで実施される予定だったが、イラン戦争を受けてロサンゼルスのBMOスタジアムに会場が変更された。

この大会では米国代表チームを含む3チームが総当たり戦を行い、上位2チームが決勝戦に進出する。

ブレイディとハーツはショーン・ペイトン率いるファウンダーズFFCのキャプテンを務める。一方のワイルドキャッツFFCはジェイデン・ダニエルズとジョー・バロウが率い、カイル・シャナハンが指揮を執る。また、新たにテネシー・タイタンズのヘッドコーチ(HC)に就任したロバート・サラーが両チームの守備専門コーチを務める予定だ。

イベントに先立ち、キャプテンたちはアシュトン・ジェンティ、アルビン・カマーラ、デイバント・アダムス、デボンタ・スミス、ディーボ・サミュエル、ステフォン・ディッグス、ルーク・キークリー、ミラー、ディアンドレ・ホプキンス、ダーウィン・ジェームズ、カイル・ユーズチェック、タイラン・マシュー、ラムジーといった選手を含む、幅広いリストから12人の選手をドラフトで選ぶ。

上記の選手の他に、ロブ・グロンコウスキー、セイクワン・バークリー、バロウ、ハーツ、ギャレット、オデル・ベッカムJr.の参加はすでに発表されていた。また、アイ・ショー・スピードやローガン・ポール、テレンス・クロフォードといったアスリートやエンターテイナーも参加する。

7度のスーパーボウル制覇経験を誇るブレイディは2023年に引退してから初めて正式に戦列に復帰する。そのブレイディは声明で「どのチームがどれだけ力を発揮するのかを確かめるのが楽しみだ。でも、負けるためにフィールドに戻るわけじゃない。それだけは間違いない」と述べた。

ドゥセット三世も同じ気持ちだ。2010年以降、過去7回のIFAF世界選手権大会で6回優勝している米国代表チームにとって、これは実力を示す絶好の機会となる。

36歳のドゥセット三世は「この機会に感謝している。これは俺たちのスポーツであり、俺たちの領域だと証明する場にもなる。俺たちが最高であることを示すつもりだ」とコメントした。

試合はオリンピックのフラッグフットボール規則を修正したルールの下、50ヤード×25ヤードのフィールドで行われる。15分ハーフの前後半制で、時計を止めないランニングクロック方式を採用。制作は『Fanatics Studios(ファナティクス・スタジオ)』が担当し、『FOX Sports(フォックス・スポーツ)』、『FOX One(フォックス・ワン)』、『Tubi(トゥビ)』で放送される予定だ。

「彼らは自分たちの才能を見せつけてくるだろう。こっちはフラッグフットボールの真髄を示すつもりだ。別のスポーツであり、まったく異なるゲームだ。ファンにその違いを見せたいと思っている」とドゥセット三世は話している。

フィールドを走り回る中でギャレットやミラーがフラッグを取りに向かってくることについてはどう思っているのだろうか?

ドゥセット三世は冗談めかして「タックルされなくて済むのはありがたい」と語り、「でも、こんなメンバーと一緒にフィールドに立てるなんて、ほとんど夢がかなったようなものだ」と続けた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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