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スティーラーズがロジャースにUFAテンダーを提示、将来をめぐる主導権を強化

2026年04月29日(水) 08:24

ピッツバーグ・スティーラーズのアーロン・ロジャース【NFL】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースをめぐる騒動に新たな展開があった。

『ESPN』によると、ピッツバーグ・スティーラーズがロジャースに対して無制限フリーエージェント(UFA)テンダーを提示したとのこと。このほとんど使われることがないテンダーにより、ロジャースには2026年シーズンにスティーラーズでプレーすれば2025年の報酬(1,365万ドル/約21億7,779万円)から10%増額された条件を受け入れる機会が与えられるという。

また、このテンダーはロジャースが他チームと契約した場合に、2027年ドラフト指名権という形でスティーラーズにフリーエージェント補償を与えるものでもある。ロジャースが7月22日(水)あるいはトレーニングキャンプの初日までにいずれのチームとも契約しなかった場合、スティーラーズはロジャースとの独占交渉権を保有することになる。

要するに、スティーラーズがロジャースにこのようなテンダーを提示した決定は、わずかな昇給を伴う報酬をあらかじめ設定することで契約交渉のリスクを最小限に抑えると同時に、ロジャースが2026年に他チームでのプレーを検討したいと判断した場合にも、チームに一定の保障をもたらすものだ。オフシーズンの現時点では、ロジャースが最終的にスティーラーズと契約するというのが一般的な見方だが、この1カ月間、その点に関して大きな進展は見られていない。

スティーラーズは2026年NFLドラフト3巡目でペンシルベニア州立大学のQBドリュー・アラーを指名し、ベテランのメイソン・ルドルフと2025年ドラフト6巡目で指名したウィル・ハワードを擁するQB陣に3人目のクオーターバックを加えた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地24日(金)に報じたところによれば、ロジャースが2026年にスティーラーズに復帰する場合、チームはプレシーズン終了時にルドルフのトレードを検討する可能性があるという。

とはいえ、現時点でスティーラーズは3人のクオーターバックをロースターに抱えており、新シーズンに向けてこのポジションの戦力を十分に整えている。チームはロジャースが近いうちにデプスチャートのトップに戻ることを期待しているはずだ。もしそうならなかったとしても、何の見返りもない状態にはならない。

【RA】