フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック（QB）カーソン・ウェンツはレギュラーシーズン第1週のプレーを念頭に置き、リハビリに励み続けている。

現地14日（火）朝、ひと時の休憩の合間に近況を明かしたウェンツは地元ラジオ番組『WIP Radio(WIPラジオ)』でシーズン第1週の出場はほぼ確実であると語った。

また、『NBC Sports Philadelphia（NBCスポーツ・フィラデルフィア）』に対し、ウェンツはこのように述べている。

「もちろん出場したい。ケガをして以降、今回のオフシーズン中にずっと掲げていた目標だからね。本当にそれに近づいている。本当に、だ。ずっとその日に焦点を当ててきた。結局のところ、自分だけの判断ではないけどね。コーチやドクターが最後に何と言うかだ。今の状態にはかなり満足しているし、あとは時間の問題のはず」

トレーニングキャンプをPUP(故障者)リスト上で迎えることを回避したウェンツは驚くほど早い段階でアクティブとなり、プレシーズン開始1週前のチームドリルにも参加可能となっていた。ただし、イーグルスのコーチ陣はウェンツの仕事量を減らし、チームの練習からはなるべく遠ざけ続けている。

現時点で、ウェンツがプレシーズンゲームに登場するとなれば驚きだろう。チームは一貫して年間MVP候補をむやみにプレシーズンに出場させる必要はなく、大事なゲームが始まるまでに万全な準備をさせれば良いと述べてきた。

ウェンツは「膝の調子はかなり良い。リハビリやすべてがとても順調にいっている。毎日良くなっていると感じるんだ。今の状態には満足さ。あとは少しの我慢が必要なんだ」とも明かしている。

もしウェンツの我慢がシーズン第1週までに報われないとすれば、イーグルスはウェンツの準備が整うまでの間、全幅の信頼を置くニック・フォールズにチームの舵取りを任せるだろう。1シーズンだけの開幕戦出場よりも、3年目のフランチャイズQBであるウェンツには長きにわたって活躍するための未来の方が重要であることは間違いないだろう。

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