パッカーズQBロジャース、TEグラハムらと「共通の認識を持ててよかった」
2018年08月15日(水) 11:55今オフシーズン中、グリーンベイ・パッカーズはプロボウル5度出場のタイトエンド(TE)ジミー・グラハムを獲得して攻撃力をアップさせた。
パサーとレシーバーとして、TEグラハムとクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが関係性の向上を図る中、現地13日(月)に行われた練習は対戦相手となる守備陣が今季にどのようなパッカーズ攻撃陣と相対するかについてのヒントを垣間見せた。
チーム公式サイトに寄稿するマイク・スポッフォードによると、同日の練習中、グラハムはロジャースが投じたフェードパスをゴールライン際でセーフティ(S)を下敷きにしながら片手でキャッチしたとのことだ。
ロジャースは公式サイトを通じて「自分たちはこういったプレーを必要としていたんだ。どのような感じのフェードパスを投げて欲しいかという話を皆でずっとしてきたからね。みんなが共通の認識を持ててよかった」と語った。
13日の練習は両スター選手の関係性が特別なものへと発展していく可能性を示したと言えよう。
スポッフォードが伝えるところによると、ロジャースはグラハムのゲームに対する理解力をデイバント・アダムス、ランドール・コブらのいるワイドレシーバー(WR)陣、そして、以前にパッカーズでプレーしていたジョーディ・ネルソンやグレッグ・ジェニングス、ジェームス・ジョーンズ、フルバック(FB)ジョン・クーンと比較しながら、注目すべきコメントを残した。
「彼らは皆、本当によくゲームを分かっている。クオーターバックの視点からゲームを見て、常に正しくあろうとする。自分がどう見ているかを彼らは自我を押し殺して理解してくれているんだ。彼らは自分がどう考えているか分かればボールをキャッチできるようになると思っているのだろう。だからこそ、自分たちはロッカールームやミーティング、練習フィールドでたくさん話し合い、何時間だってメールもするし、何かあれば皆で動画も確認する」
NFLのシーズンMVPを2度受賞したQBがオープンなコミュニケーションを取っていることを考慮すると、グラハムがあの生産的なシーズンを取り戻すことも可能ではないだろうか。
2015年にシアトル・シーホークスへとトレードされる前までのグラハムはニューオーリンズ・セインツに在籍し、QBドリュー・ブリーズとのコンビネーションも相まって5シーズンを通じて4,752ヤード、タッチダウン51回、キャッチ386回と圧倒的な数字を残した。
シアトルに移籍して以降、グラハムの生産性は急降下し、もはや攻撃陣の要となる存在ではなくなっていた。シーホークスでグラハムが残した数字は合計で、キャッチ170回、2,048ヤード、タッチダウン18回である。
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