予想された通り、NFL競技委員会は今オフシーズン序盤に各チームのオーナーによって承認された新ヘルメットルールを変更しない方針を採るようだ。

現地22日（水）に競技委員会のメンバーが行った電話会議の議題の1つとして、ここまでのプレシーズンを通して新ルールについて得た教訓をもとに議論した結果、今回の決定が下されている。NFL上級副社長のトロイ・ビンセントは下記の声明を発表した。

「NFL競技委員会は今日、電話会議を行ってプレシーズンの2週間を通した新ヘルメットルールの適用法について議論した。委員会は選手やコーチ、ゲームオフィシャルからのフィードバックを踏まえ、それらを検討した。今春に決まった、インスタントリプレーの追加適用はなしとする方針に加え、各チームによって承認された新たなヘルメットルールには変更を加えない方向で話がまとまった。委員会はまた、故意でない偶発的なヘルメットの接触、または、フェイスマスクへの接触はファールとしないこととした。全員が新ルールに適応することが求められるため、われわれは今後の2週間を通じて、このルールを実行するためにビデオでのフィードバックやファールとなるプレーの例、不適切なコールなどをコーチ、選手、オフィシャルに指導していく」

頭を下げてヘルメットで相手に接触しようとする、および接触する技法をゲームから排除することで選手の安全確保を狙った新ヘルメットルールは、プレシーズン中の選手に混乱を招いてもいた。

22日に行われた競技委員会による議論がゲームオフィシャルや選手、コーチたちのルールに対するより深い理解を促せたかどうかは今後判明することだろう。

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