ナサニエル・ハケットの無職期間はすぐに終わった。

グリーンベイ・パッカーズが攻撃コーディネーター（OC）としてハケットを雇用する予定だと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じている。

クオーターバック（QB）ブレイク・ボートルスの稚拙なプレーや故障者の続出、フロント陣の不安定さ、ランニングバック（RB）レナード・フォーネットの出場機会が制限されたことなどによって攻撃のほとんどの選択肢が潰されたのを受け、ハケットは昨年11月26日にOCを解任された。誰かしらが責任を取らなければならない状況で、ハケットにその嫌な役が回ってきたのだろう。

前年度のポストシーズンにはハケットの聡明なラン攻撃が対極の展開を見せており、ジャガーズの弱点をカバーし、チームをAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップゲームまで導いたハケットのスキームは絶賛の嵐を受けた。

それでも、誰かしらが責任を負わなければならなかったのだ。

ボートルスから離れたハケットはアーロン・ロジャースとのコンビを組むことになる。この変化は普通乗用車から最高級ブランドカーへの乗り換えに成功したとも例えられそうだ。新ヘッドコーチ（HC）マット・ラフルアーの下で攻撃陣を再生させようと試みるパッカーズであれば、QBロジャースと少なくともデイバント・アダムスのいる伝統的なレシーバー陣を率いるハケットは少しばかり傷ついた名誉を挽回することができるはずだ。

【S】