先週にニューイングランド・ペイトリオッツと契約し、性的暴行の疑いが公になってから初めて、ワイドレシーバー（WR）アントニオ・ブラウンが報道陣に対面した。

ブラウンはペイトリオッツのロッカールームにて、1分ほどの間にいくつかの質問に答えている。

日曜日に行われるニューヨーク・ジェッツ戦でのプレーに向け、NFLと良好な関係を保っているか尋ねられたブラウンは「ここにいることをこれ以上ないくらいありがたく思っている」と述べ、次のように続けた。

「ビル・ベリチック（ヘッドコーチ／HC）とトム・ブレイディ（クオーターバック／QB）に感謝している。オフェンスについて学ぶことや追いつくためにやることが多かったが、ここにいて彼らの一部になれることに興奮し、感謝している」

NFLがブラウンに対する申し立てについて調査の手はずを整える中、本件の告訴人であるブリトニー・テイラーさんが月曜日にリーグの調査員と面談している。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが水曜日に伝えたところによれば、ブラウンは今のところ日曜日にプレー可能な状況のようだ。

リーグから自身の出場可能性について何か聞いているか問われ、ブラウンは次のようにはぐらかした。

「ご質問ありがとう。俺はただボールに集中するためにここにいるし、ホームスタジアムでチームと共にそこへ出ていくことを楽しみにしている」

ブラウンが『Nike（ナイキ）』との契約を失ったと『The Boston Globe（ボストン・グローブ）』が伝えた翌日にあたる木曜日、ナイキは『NFL.com』にブラウンが“ナイキアスリートではない”と認めている。

ラポポートは水曜日に、申し立てられた3件の内容のうち最初の1件の性的暴行容疑については時効の問題からピッツバーグで刑事責任を問われることはないだろうと報じた。この3件のうち、他の2件はフロリダで起こったとされる。訴えられた内容によれば、ブラウンはマイアミで2018年5月にテイラーさんをレイプしたとして告発されている。

ブラウンは容疑をかけられる中でニューイングランドに生活の拠点を移すのがどういった感じだったかについても質問を受け、次のように応じた。

「まあ、これはフットボールだから。俺はフットボールができて感謝している。ここでドアに入っていくたびに、チームにとって自分がベストな状態であることを知っているものさ。だから俺はここに来るたびに、ただ彼らに自分のベストを与える準備ができていることだけを求めている」

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