新型コロナウイルスのパンデミックと戦うためのさらなる努力として、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルが現地24日（火）の夜に、全クラブ施設を水曜日の東部時間18時で閉鎖する旨を各チームに連絡したと『NFL Network（トム・ペリセロ）』が伝えた。これには限られた例外があるという。

シャットダウンは4月8日（金）まで続き、その時点でNFLは医療専門家と公共の保健機関の助言に従い、閉鎖を解除しても安全か、もしくは延期するかを判断する。

「過去数週間にわたって、全NFLクラブが医療専門家と公共の保健機関の勧告に従い、通常業務を停止してきた」という言葉で始まるグッデルの声明では、次のように続けられていた。

「先週にわれわれはNFLPA（NFL選手会）と、治療もしくはリハビリテーションを受けている選手を除き、全施設を閉鎖することで合意した。それからの数日で各クラブは現状に対応すべくさらなる手を講じ、限られたメンバーを除き、スタッフを在宅勤務とした。一部には、これらの変更は州、もしくは地元政府の“自宅にとどまれ”との要請に促されたものだが、他の多くのケースでは各クラブは新型コロナウイルスの感染率とウイルスにさらされるリスクを減らすために必須の要素としてリモートワークという選択肢を取ろうという国家的な努力に貢献するべく彼らの業務を変更した」

「全クラブが公平な状況で営まれ、NFL自身が今の時期における責任ある管理体制を継続すべく、現期間に適用されるはっきりとした原則を示すのが適切だ。これらの原則は競技委員会によって検討され、承認を受けており、さらなる知らせがあるまで効力を持つ」

この声明では施設で働くことができる人物について説明されている。すなわち、選手に対する現在進行中の医療措置を行う従業員、セキュリティと設備機能の維持を行う必要がある従業員だ。

施設は閉鎖されるものの、選手との契約、ドラフトプロスペクトの評価、チケット販売等、2020年シーズンの準備に関連するその他の業務は行うことができる。

この通知の前日には、すべてのNFL関連の身体検査の実施が無期限に中止されていた。

「われわれが今直面している困難は唯一無二のものではない。国中の多くの企業や個人が同様の問題を経験し、解決に取り組んでいる」とグッデルは言う。

「ファンと国中に傑出した2020年NFLシーズンを届ける準備にあたり、これらの運営上の難問に対応するためにNFLが良い状況にあるという点についてはご安心いただきたい」

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