ニューイングランド・ペイトリオッツがセーフティ（S）パトリック・チャンの安定性に報いた。

ベテランSが2023年シーズン末までの2年の契約延長に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが現地20日（水）に伝えている。

チャンは2020年の報酬である500万ドル（約５億4,000万円）の他、追加で160万ドル（約１億7,000万円）を受け取ることになるとガラフォロはつけ加えた。2021年のサラリーは以前の契約と同じ240万ドル（約2億6,000万円）となっている。

プロとして遅咲きだったチャンはペイトリオッツの2巡目指名選手として、また、2013年にはフィラデルフィア・イーグルスの一員として苦戦を強いられた。2014年にニューイングランドに戻ってきてからは足がかりを見出し、第49回、第51回、第53回スーパーボウル優勝を経験している。

チャンの数字は決して目立つものではなく、プロボウルに選出されたこともないが、その存在はペイトリオッツの長年におよぶ成功のバックボーンを体現している。32歳の選手がたとえ書類上のことだとしても36歳になる年までの契約延長を勝ち取ることはまれだが、チャンの安定性こそが他の者を輝かせ、全体としてのディフェンス陣をよりうまく機能させる。つまり、今回の動きはチャンにふさわしい見返りなのだ。

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