アントニオ・ブラウンは昨シーズンに1試合しかプレーしておらず、一連のフィールド外の問題によって出場停止処分を科される可能性に直面している。しかしながら、ゲーム中に発揮するレシーバーとして最高の類の才能が、ブラウンに新たなチャンスを与えるかもしれない。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイケル・シルバーが現地23日（火）、シアトル・シーホークスとボルティモア・レイブンズが元オールプロのワイドアウトを起用する可能性について内部で話し合いを持っていると伝えた。

「複数のチームがかぎまわっている。私はこれからもシアトル・シーホークスを注視していく。アントニオ・ブラウンはバックアップクオーターバック（QB）ジーノ・スミスと共に何度かオフシーズンワークアウトを行ってきた。彼らは間違いなく彼をシーズン終盤に追加すること――出場停止処分があると仮定して――に関心を持っている。そして、ボルティモア・レイブンズ――彼のいとこであるマーキス・ブラウンがいる――も過去に様子をうかがっていた。彼らもそのことを考慮している。したがって、これらの両オーガナイゼーションが内部で話し合いを持っている。シアトルとボルティモアに注目だ」

ブラウンは今月初め、1月にフロリダ州で起きた事件に端を発する住居侵入と暴行の疑いについて、不抗争の答弁を行っていた。

NFLはまた、ブラウンに関して性的暴行とレイプの民事訴訟に加え、過去に女性に対して脅迫的なメールを送ったとされる件について調査を進めている。

ブラウンがニューイングランド・ペイトリオッツで1試合に出場した後にリリースされたことにつながったのが、後者の問題だった。ペイトリオッツに加わる以前、ブラウンはオークランドでオフシーズンを送ったものの、凍結療法中の足の負傷やヘルメットをめぐる不満などのトラブルを抱えている。

ブラウンと契約するチームは疑問の余地のないその才能と、オフフィールドの問題やリーグによって科される可能性のある処分を天秤にかけなければならない。

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