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ライオンズオーナーが退任、娘のシーラ・ハンプが後継者に

2020年06月24日(水) 09:16


デトロイト・ライオンズのオーナーであるマーサ・ファイアストン・フォード【AP Photo/Mark Tenally】

デトロイト・ライオンズに新しいオーナーがやってくる。

ライオンズは現地23日(火)、2014年に亡くなったウィリアム・クレイ・フォードSr.の後を継いだマーサ・ファイアストン・フォードがチームの主席オーナーならびに会長から退くことを発表した。娘のシーラ・フォード・ハンプがその役割を引き継ぐ。

マーサは声明の中で「ライオンズやナショナル・フットボール・リーグとかかわれたことは、私たち家族にとって素晴らしい名誉でした」と述べた。

「ほぼ60年前に夫と私が始めたこの家族の伝統がシーラの導きによって続いていくことをうれしく思っています。シーラが素晴らしいリーダーシップを発揮し、競争の卓越性とコミュニティーへの関与に全力を注ぐことは、私にとって明らかです」

シーラ・フォード・ハンプは母からオーナーシップを引き継ぐための教えを受けており、昨年にはNFLのスーパーボウルおよび主要イベント諮問委員会のメンバーに任命されていた。

「母は6年前にライオンズのリーダーシップを引き継いで以来、私たち全員に刺激を与えてきました。彼女は私たち家族、チーム、そしてコミュニティーにとって、疲れを知らないリーダーでした。これまでの彼女の賢明な決断が、私がチームを前に進めていくための堅実な基礎を築いてくれました。家族とチームを代表し、彼女のかけがえのない献身に感謝します。フィールド内外を問わずライオンズを率いていくことを楽しみにしています」

ウィリアム・クレイ・フォードSr.は1963年にチームを買収。2014年にそのウィリアムが亡くなってからは、現在94歳のマーサがチームを引き継いでいた。火曜日の発表によってフランチャイズのカギを受け取ったシーラがライオンズを未来に向けて導いていく。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは「マーサ・フォードは過去6シーズンにわたり、ライオンズをスキルと品格をもって導いてきた」と声明で述べている。

「私は彼女のビジネス上の洞察力や、このゲームへの愛、NFLへの深い献身、彼女個人の心のやさしさに感謝してきた。フォードファミリーがこの歴史的なフランチャイズの所有と運営を続けていくことを喜ばしく思っている。シーラ・ハンプはここ数年で次第にチームやリーグの業務への関与を深めており、われわれは彼女や他のクラブの経営陣と仕事をすることを楽しみにしている」

12月にチームがヘッドコーチ(HC)マット・パトリシアとジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインの続投を発表した際、マーサとシーラの双方が声明を出していた。それはトップ交代が近いことを示唆すると同時に、勝利へのプレッシャーを新オーナーの元でも継続しようとしたのかもしれない。

「マーサ・ファイアストーン・フォードがデトロイト・ライオンズの主席オーナーを退く。シーラ・フォード・ハンプがチームの主席オーナー兼会長として母の後を継ぐ」

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