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ペイトリオッツのマコーティー兄弟がNFL選手の復帰に慎重な姿勢

2020年06月23日(火) 16:26

ニューイングランド・ペイトリオッツのエリック・ロウ、ジェイソン・マコーティーとデビン・マコーティー【AP Photo/Elise Amendola】

ほとんどの人がそうであるように、双子のマコーティー兄弟も選手の仕事復帰と2020年のNFLシーズン開幕が今後数カ月の間でどのようになるのかを把握しようとしている。

先日、複数のNFL関係者が新型コロナウィルス(COVID-19)に感染したことを受けて、ニューイングランド・ペイトリオッツのフリーセーフティ(FS)であるデビン・マコーティーとコーナーバック(CB)のジェイソン・マコーティーは、リーグが9月のシーズン開幕を予定しているのに合わせて来月トレーニングキャンプに復帰することへの不安を語った。

『ESPN』 のマイク・レイスが伝えたところによると、現地21日(日)の夜にデビンは「みんな緊張していると思う。普段なら、仕事に戻って――全力で練習して、絆を深めて、ウェイトトレーニングをして、一緒に過ごす。でも今はそのすべてを取り上げられてしまったような感じさ。だからどう反応していいか分からない。この先どうなるのかも分からないよ」と自分たちの『Podcast(ポッドキャスト)』番組“Double Coverage(ダブル・カバレッジ)”で話していたという。

「多くの選手がフットボール以外のことにも注目しているのは素晴らしいことだし、これからも俺たちはそうしていくと思う。でも今一番難しいのはフットボールの問題をどうやって解決するかだ。願ってはいるけど、解決できるかは正直分からない」

ジェイソンは選手が集まる難しさも指摘した。特に最近ではNFLPA(NFL選手会)が選手らに対してプライベートでのグループ練習をやめるよう呼びかけている。

「この先のことを考えると、10人集まってちょっとしたパスドリルとかをするだけでも難しいのに、53人から90人くらいでトレーニングキャンプをするなんて、とんでもないことになるよ。だからどうなるか俺には分からない」

NFLは引き続き選手がチームの施設に戻る際のガイドラインを練っている。その中には、施設や個人用の保護具、その他のコンプライアンスエリアへの段階的なアクセスの仕組みが含まれる。リーグは、選手ができる限り安全に過ごせるように、検査や他の面における最善のプロトコルをまだ決めかねている状況だ。

ジェイソンは現時点でペイトリオッツの選手たちは他のリーグ関係者と同様に状況を見守っていると語った。

「他のどのチームもそうだけど、ビルの中に入る方法を模索しているんだ。それが月並みの考えだってことは分かっている。だけどCOVID-19を取り巻くすべてのことについて、個々のチームで乗り越えなきゃならない障害を考えることすら現時点では難しい。とにかく今は手に負えないことがたくさんあり過ぎる」とジェイソンは話している。

【R】