マイルズ・ギャレットが1億ドル級NFLプレーヤーの仲間入りをしようとしている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えたところによれば、クリーブランド・ブラウンズとディフェンシブエンド（DE）ギャレットが5年1億2,500万ドル（約134億円）の契約合意に近づいているという。ラポポートはギャレットの契約にはサイン時の5,000万ドル（約53億6,000万円）の保証と、合計1億ドル（約107億2,000万円）の保証が含まれているとつけ加えた。

新人契約が2年残っているギャレットは2026年末までブラウンズとの契約下に置かれる。

ロサンゼルス・ラムズのDEアーロン・ドナルド（6年1億3,500ドル／約144億7,000万円）やシカゴ・ベアーズのアウトサイドラインバッカー（OLB）カリル・マック（6年1億4,100万ドル／約151億2,000万円）の方が全体の金額としては高いものの、1年あたり2,500万ドル（約26億8,000万円）という額でいえばギャレットの契約がディフェンダーとして最高額にあたる。

ギャレットは出場停止処分によって2019年のラスト6試合を欠場していたが、今後長きわたりクリーブランドにとどまる。NFLはピッツバーグ・スティーラーズとの試合で発生した乱闘の中心的な人物であり、クオーターバック（QB）メイソン・ルドルフに向かってヘルメットを投げつけたギャレットに対し、2月に試合復帰を許可していた。

2017年の全体1位指名選手であるギャレットは、そのサイズとスピード、活動性の組み合わせによってエッジの脅威となってきた。しかしながら、ルーキーシーズンに抱えた負傷と前回の出場停止処分から、この3シーズンで11試合の出場機会を失っている。ギャレットは37試合でサック30.5回、QBヒット65回、タックル104回、タックルフォーロス32回を記録。昨年は10試合でサック10回をマークした。24歳のギャレットがNFLで最も才能あるパスラッシャーの一人であることに疑いの余地はない。

ブラウンズは活動性が著しく秀でた選手にして毎年このリーグで成長してきたエッジラッシャーに、まだピークは来ていないと考えている。

NFLチームは選手たちがこれまでしてきたことではなく、今後果たしてくれると見込まれることに対して支払う。ギャレットの新契約は、ブラウンズがその将来に大きな期待を抱いていることを示している。

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