ニューイングランド・ペイトリオッツ守備陣は新たに2人の重要なベテラン選手を欠いた状態で2020年シーズンに挑むことになった。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ジアルディが現地28日（火）、ラインバッカー（LB）ドンタ・ハイタワーとセーフティ（S）パトリック・チャンが今季をオプトアウトしたと伝えた。このニュースを最初に報じたのは『ESPN』だ。

自主的にシーズンをオプトアウトする選手は15万ドル（約1,600万円）の報酬が前払いされ、各自の契約は保留される。

ハイタワーは7月18日に第一子が誕生したばかりで、母親が2型糖尿病を患っている。チャン家はまもなく子供が誕生する予定だ。

ハイタワーはNFLネットワークのイアン・ラポポートに対し、「自分とフィアンセはフットボールのこと以上に、家族の健康に関して心配しているだけ。特に、うちは新しい家族が加わったばかりだからね」と明かしている。

ハイタワーは現行契約の最終年である今年に800万ドル（約8億4,100万円）のベースサラリーを受け取る予定だった。チャンはペイトリオッツとの契約があと4年残っており、ベースサラリーは110万ドル（約1億1,600万円）だ。2人とも契約は来シーズンまで保留される。

すでにラインバッカーのカイル・バンノイ、ジェイミー・コリンズ、エランドン・ロバーツらがフリーエージェントでチームを去っており、ハイタワーとチャンの決断はペイトリオッツのディフェンスに大打撃となるだろう。

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