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申告期間終了時点で選手66名がオプトアウトを選択

2020年08月07日(金) 10:35


フィールドに置かれたフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

選手らが書面で2020年シーズンをオプトアウトする意向を提出する期限である東部時間6日(木)16時が過ぎた時点で、66名がオプトアウトを選択している。

7月24日(金)にNFLとNFL選手会(NFLPA)が合意した改定版CBA(団体労働協約)により、選手たちは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを理由に2020年NFLシーズンのオプトアウトを選択できるようになった。

新型コロナウイルスに感染した際に危険因子となる既往症があると診断されたとき、もしくは、選手の家族が新型コロナウイルス、あるいは関連する疾患によって死亡、入院、その他の医療施設に入った場合は今後もオプトアプトを選択可能だ。

『自主的なオプトアウト』は契約下にある選手、もしくはテンダーの選手に限られる。この場合、当該選手の契約は時効が延期され、延期された年の契約にあるすべての条件が翌シーズンに適用可能となるが、オプトアウトしたシーズンはキャリアにカウントされない。時効延期した契約に対して、報酬の前払いとして15万ドル(約1,600万円)の俸給を受け取ることができる。ただし、非ドラフトのフリーエージェントに俸給を受け取る資格はない。

『高リスクなオプトアウト』を選択するには、CDC(米疾病対策センター)が改定した危険因子リストに基づき、選手の医療記録に少なくともリストにある1つの診断が含まれていなければならない。危険因子リストには、がん、慢性腎疾患、慢性閉塞性肺疾患、固形臓器移植による免疫抑制状態、心不全・冠動脈疾患・心筋症などの深刻な心臓病、鎌状赤血球病、2型糖尿病、ぜんそく、脳血管疾患、高血圧症、骨髄移植・免疫不全症・HIV・コルチコステロイド剤の使用・その他免疫系機能低下の投薬による免疫抑制状態、認知症などの神経学的疾患、肝疾患、肺線維症が記載されている。

高リスクに分類される選手のオプトアウトは義務ではない。高リスクなオプトアウトを選択した場合、フリーエージェントに向けてキャリアの1シーズンにカウントされ、カウントされるシーズンの全ベネフィット(福利厚生)および最低保障年俸を受け取るほか、報酬の前払金に含まれない俸給35万ドル(約3,700万円)を受給できる。

7月28日時点のオプトアウト選択選手は以下の通り。

【自主的なオプトアウト】

ボルティモア・レイブンズ:キックリターナー(KR)ディアンソニー・トーマス、オフェンシブライン(OL)アンドレ・スミス

バッファロー・ビルズ:ディフェンシブタックル(DT)スター・ロトゥレレア、コーナーバック(CB)E.J.ゲインズ

ダラス・カウボーイズ: CBモーリス・キャナディー、ワイドレシーバー(WR)スティーブン・ガイドライ

グリーンベイ・パッカーズ:ワイドレシーバー(WR)デビン・ファンチェス

ヒューストン・テキサンズ:DTエディ・バンダーダズ

ジャクソンビル・ジャガーズ:エッジラッシャー(EDGE)リレンティー・マクレイ、CBラシャン・メルビン

カンザスシティ・チーフス:OLローレント・デュバニー・ターディフ

マイアミ・ドルフィンズ:WRアレン・ハーンズ、WRアルバート・ウイルソン

ニューイングランド・ペイトリオッツ:ラインバッカー(LB)ドンタ・ハイタワー、フルバック(FB)ダニー・バイターリ、ランニングバック(RB)ブランドン・ボールデン、OLナジー・トラン、WRマーキス・リー

フィラデルフィア・イーグルス:WRマーキス・グッドウィン

サンフランシスコ・49ers:WRトラビス・ベンジャミン

シアトル・シーホークス:OLチャンス・ウォーマック

テネシー・タイタンズ:OLアンソニー・マッキニー

【高リスクなオプトアウト】

アリゾナ・カーディナルス:OLマーカス・ギルバート

カロライナ・パンサーズ:LBクリスチャン・ミラー

クリーブランド・ブラウンズ:OLコルビー・ゴーセット

ロサンゼルス・ラムズ:OTチャンドラー・ブリュワー

ミネソタ・バイキングス:DTマイケル・ピアース

ニューイングランド・ペイトリオッツ:OLマーカス・キャノン

タンパベイ・バッカニアーズ:OTブラット・シートン

ワシントン・フットボール・チーム:ディフェンシブエンド(DE)ケイレブ・ブラントレー

【詳細不明なオプトアウト】

カロライナ・パンサーズ:LBジョーダン・マック

シカゴ・ベアーズ:DTエディ・ゴールドマン、Sジョーダン・ルーカス

シンシナティ・ベンガルズ:DTジョシュ・トゥポウ、OTアイザイア・プリンス

クリーブラウンド・ブラウンズ:Gドリュー・フォーブス、Tドレイク・ドーベック、DTアンドリュー・ビリングス、Gマルコム・プリジョン

ダラス・カウボーイズ:FBジャマイズ・オラワリー

デンバー・ブロンコス:DTカイル・ペコ、RTジェイウワン・ジェームス

デトロイト・ライオンズ:DTジョン・アトキンス、WRヘロニモ・アリソン、Cラッセル・ボディン

インディアナポリス・コルツ:LBスカイ・ムーア、DBローラン・ミリガン、DBマーベル・テル

ジャクソンビル・ジャガーズ;DTアル・ウッズ

カンザスシティ・チーフス:RBデイミエン・ウィリアムス、OTルーカス・ニアング

ラスベガス・レイダース:DB D.J. キリングス、DEジェレミア・バロアガ、LBウケミ・エリグウェイ

ニューイングランド・ペイトリオッツ:セーフティ(S)パトリック・チャン、TEマット・ラコシー

ニューオーリンズ・セインツ:タイトエンド(TE)コール・ウィック

ニューヨーク・ジャイアンツ:OLネイト・ソルダー、WRダマリ・スコット、CBサム・ビール

ニューヨーク・ジェッツ:OLレオ・コロアマタンギ、LB C.J.モズリー、WRジョシュ・ドクトソン

サンフランシスコ・49ers:OLション・コールマン

ワシントン・フットボール・チーム:LBジョシュ・ハービー・クレムゾン

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