ランボー・フィールドにつきものの咆哮（ほうこう）も、2020年シーズンの序盤には聞かれない。

新型コロナウイルス（COVID-19）のパンデミックの影響を受け、グリーンベイ・パッカーズが今季最初の2つのホームゲームは無観客で行うことを現地6日（木）に発表している。

「スタンドにファンのエネルギッシュな応援のないランボー・フィールドはもはや別物だろう」とパッカーズ社長兼CEOのマーク・マーフィーは語った。

「今年の尋常ではない状況を踏まえ、新たなプロトコルが実装されてはいるものの、レギュラーシーズン開始には漸進的なステップを踏むのが最良だとわれわれは判断した。これらの2試合によって、われわれは試合に必要なすべての参加者と共にスタジアム内部でゲームを執り行う上での安全性に集中できる」

「シーズンのもっと後の段階になってからファンを試合に迎えられることに希望を持っている。われわれのエリアにおけるパンデミックの状況について、今後も地域医療や公衆衛生の担当者の助言を求めていくつもりだ。われわれはファンに、マスクを着用し、ソーシャルディスタンシングのガイドラインを順守するようお願いする」

この発表により、パッカーズは現地11月1日（日）に実施されるシーズン第8週のミネソタ・バイキングス戦までファンをランボー・フィールドに迎える機会がないことになる。

こういった発表があったのは初めてのことではない。今夏にはニューヨーク・ジャイアンツとニューヨーク・ジェッツが共同声明を発行し、州と地域の規制から2020年シーズンを通してファンをメットライフ・スタジアムに入れることができないと発表していた。

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