世界が見てきた現実を、ロサンゼルス・チャージャーズのヘッドコーチ（HC）であるアンソニー・リンがついに認めた。ジャスティン・ハーバートの時代が始まったのだと。

リンHCは現地8日（木）、今後、チームの先発クオーターバック（QB）を務めるのはハーバートだと明かしている。

リンHCはさらに、今季の残る試合でハーバートがその役割を担うこと、ならびに、困難な局面が来てもベンチに下げられる心配はいらないこともつけ加えた。

「彼は火中に投げ込まれた。彼は状況にうまく対処してきたと思うし、もっと彼を見たい。彼が背後を気にしなければならないような状況にはならない。彼がわれわれのQBだ。悪いプレーもあるし、悪い試合もあるだろう。それでも彼がわれわれのQBだ」とリンHCは述べている。

全体6位で指名を受けたハーバートは、シーズン第2週にベテランのタイロッド・テイラーが肋骨を負傷し、試合直前に痛み止めの注射で合併症を発症したことによって、急きょ代役を務めることになった。

肋骨の問題を抱えながら第1週を戦い、チャージャーズに今季これまでで唯一の勝利をもたらしたテイラーにとっては不運な状況だった。このけがの後も、リンHCはベテランQBを支持していた。

最終的にリンHCの背中を押したのは、ハーバートがフィールドで見せたプレーだった。リンHCは次のようにつけ加えている。

「彼がハドルをいかにマネージするかが好きなんだ。チームメイトの彼に対する反応も好ましい。彼は自分自身のやり方でリーダーになっている。私にとって大事なのはトータルパッケージだ。試合でのビッグアームではない。トータルパッケージだ」

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