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ファンブルについて「これ以上ボールを失うことはない」とカウボーイズRBエリオット

2020年10月09日(金) 11:14

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【James D. Smith via AP】

ダラス・カウボーイズのオフェンス陣は、4週間を通してリーグトップの驚異的な数字を記録している一方、もうひとつのカテゴリーでもリーグ最多に並んでいる。それはターンオーバーだ。

4試合を通してギブアウェイ9回というカウボーイズの数字はNFL最多タイだ。驚くことではないが、同じく落胆に沈んでいるNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のライバルことフィラデルフィア・イーグルスも9回で並んでいる。ディフェンス陣によるテイクアウェイはたった2回であり、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー率いるカウボーイズは、ターンオーバー差マイナス7という最低の数字を記録した。

最大の犯人とされる2選手は、クオーターバック(QB)のダック・プレスコット(インターセプト3回、ファンブル3回)とエゼキエル・エリオット(ファンブルロスト2回)だ。チームのトップ2選手が頻繁にボールを手放しているようでは、1勝3敗になるのも当然だ。

エリオットは現地7日(水)、「これ以上ボールを失うことはない」とチームの公式ウェブサイトで宣言した。

エリオットがファンブルを3回喫し、カウボーイズはそのうち2つを失った。昨シーズンのファンブルが計3回、4シーズンで計15回のプロボウル選手であるエリオットにとってこの数字はらしくない。

過去2週間のエリオットのファンブルは、オフェンスとの歯車を乱し、失点を誘発している。

「心が痛む。俺はこのチームのリーダーだと思っている。俺はチームが沈んでいる時には救世主になるはずで、堕落の原因になるなんてまっぴらだ」とエリオットは話す。

クリーブランド・ブラウンズに49対38で敗北したサンデーゲームでのエリオットのファンブルは、プレスコットの被サックとファンブルの次のポゼッションで起きた。この2つの失態によってブラウンズが14得点を稼ぎ、カウボーイズはハーフタイムまでに31対14とブラウンズにリードを許した。

「ブラウンズ戦でのファンブルでは、転がったら俺の尻が相手の頭の上にあったから一旦身を緩めた。それで相手にボールを奪うチャンスを与えてしまった」とエリオットは振り返る。「練習でこの点に集中して取り組む必要がある。ボールをきつく握りしめることを徹底する」

試合序盤に大きなダウンを取られることにより、カウボーイズのオフェンス陣はバランスを崩している。今シーズン4試合でのエリオットのランヤードは100を下回っており、これはキャリア初のことだ。エリオットは現在、キャリア最低となる1試合あたりのキャリー17.5回、68.3ランヤード、1キャリーあたり3.9ヤードを記録している。

カウボーイズは今シーズン、313回のオフェンシブスナップのうち計7回をリードしており、これはNFLで最低の割合だ。

「俺たちはターンオーバーし、相手にショートフィールドを与えて点を取れるポジションに置き、リードを許している。試合序盤のボールの扱いに気をつけなければならない」とエリオットはコメントした。

【SC】