ピッツバーグ・スティーラーズが現地8日（日）に経験した恐ろしい瞬間は、結局、それほど大きな打撃にならずに済むかもしれない。

ダラス・カウボーイズとの試合中にクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーが不自然な体勢で倒れて両膝を負傷したが、シーズン第10週のシンシナティ・ベンガルズ戦には出場できる程度のけがにとどまる可能性があると『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えた。

膝は良くない形になっていたものの、スパイクがターフにひっかかっていなかったため、大きなけがを避けることができたとラポポートは述べている。

2019年はロスリスバーガーがひじに大けがを負ったことから、スティーラーズがタイトル争いにからむチャンスは失われていた。QBポジションに入れ替わりを強いられたことを踏まえれば、8勝8敗という結果は一つの業績だと考えていいだろう。ロスリスバーガーが戻ってきた今季はまるで別のチームに生まれ変わったかのようだったが、日曜日の一場面でファンは少なくとも3プレーの間、悪夢を思い起こされることになった。

どのNFLチームにも言えることだが、スティーラーズのチャンスのほぼすべてが先発QBの健康と出場可能性にかかっている。そして、これまでのプロとしてのキャリアの多くでそうだったように、今のロスリスバーガーは“傷だらけ”と言っても差し支えない状態だ。しかし、月曜日に明らかになった最新のニュースは、ファンに一筋の光をもたらしている。

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