ボルティモア・レイブンズのクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンに新たなターゲットが誕生する。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは情報筋の話として、レイブンズがフリーエージェントのワイドレシーバー（WR）サミー・ワトキンスと600万ドル（約6億7,800万円）相当の1年契約にサインしていると報道。ラポポートによると、ワトキンスの契約には500万ドル（約5億4,800万円）の完全保証が含まれているという。

ワトキンスとの契約は今オフシーズンにジャクソンの武器を大幅にアップグレードした最初の例だ。レイブンズは2020年シーズンの1試合あたりのパスヤード（171.2）がリーグ最下位に沈み、ジャクソンはNFL入りして以来、パスターゲットとなるワイドレシーバーをいまだ有したことがない。ジャクソンが先発の座について以降、レイブンズでは有望なレシーバーの確保が切実であり、レイブンズのレシーバーで1,000ヤード超えを達成したのは2016年のマイク・ウォレスが最後だ。

ワトキンスは過去3年をカンザスシティ・チーフスで過ごし、34戦に出場して129回のレシーブ、1,613ヤード、8タッチダウンをマークしている。7年目のベテランとなったワトキンスはチーフス在籍中、何度か小規模のケガに見舞われ、1シーズンで700ヤードを超えることはなかったが、プレーオフにおいてはチーフスの重要なプレーヤーであり、特にスーパーボウルを制した2019年は中心的存在だった。

【C】