「ダックはこのチームの要石」とカウボーイズマッカーシーHC
2021年03月27日(土) 06:04ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは、クラブがようやくクオーターバック(QB)のダック・プレスコットとの長期契約に調印したと聞いた時、フロリダで休暇中だった。57歳のマッカーシーはビーチで宙返りしたくなったという。
「砂の上で側転する方がずっと簡単だと分かったよ」とマッカーシーは現地25日(木)の記者会見で語ったと『ESPN』が伝えている。「それくらい興奮した」
これで、プレスコットを巡るドラマが今シーズンも続くことはなくなった。昨シーズン、他のQBでマッカーシーのオフェンスがどうなるかを目にしたカウボーイズは、一流にふさわしい金額を払うことにした。
「ダックはこのチームの要石だ」とマッカーシーは述べた。「オフェンスの2年目を楽しみにしている。多くの意味で、1年目を戦ったという実感がわれわれにはないんだ」
プレスコットが健康だった時のカウボーイズはNFLで屈指のオフェンスを有していた。しかし、それは5試合しか続かず、そのうち3つを彼らは悲惨なディフェンスによって落としている。
健康でさえあれば、プレスコットはオフェンスのリズムに乗り、プレッシャーをかけられれば構成の外で、自分の足を使って勝つことができるプレーメーカーとなる。彼は理想的な現代のQBだ。
スクランブルで足首を骨折した今回の経験から、プレスコットは足の使い方について“もっと賢くなる”とマッカーシーは述べたが、今のQBたちは非常によく守られていると彼は言う。
「今のQBは明らかに保護されている。だからワイドオープンなオフェンスが見られるんだ」と彼は述べた。「彼にとってそれほど大きな調整ではないと思う。肩を下げてスティフアームを使う必要性もそれほどないはずだ」
「ジェリー(ジョーンズ)はプレーのたびに彼に駆け出してもらいたいと思っているだろうけれどね。ただもっと注意深くなる必要がある。私は、彼をためらわせるようなことを言うつもりはないんだ。NFLにおいてためらいは、敵より一歩遅れることを意味する。そうなればもっと悪い状態に陥る可能性だってあるのだからね」
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