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チーフスがRTテイラーを放出し、新リーグイヤーを前に31億円のキャップスペースを確保へ

2026年03月03日(火) 11:18

カンザスシティ・チーフスのジャワーン・テイラー【Cooper Neill via AP】

カンザスシティ・チーフスのサラリーキャップ調整は続いている。

現地2日(月)、チーフスがライトタックル(RT)ジャワーン・テイラーを放出すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがこの決定について知る人物の話をもとに報じた。

この動きによって必要なキャップスペースが生まれる。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、キャップに苦しむチーフスはテイラーの放出によって2,000万ドル(約31億4,774万円)のキャップスペースを確保できる一方で、739万1,000ドル(約11億6,325万円)のデッドマネーが生じるという。

チーフスは2023年、オフェンシブライン再建の中心選手としてテイラーと4年8,000万ドル(約125億9,096万円)の契約を締結。テイラーはキャリアでほとんどレフトタックル(LT)を経験したことがないにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは当初、テイラーがクオーターバック(QB)パトリック・マホームズのブラインドサイドを守ると示唆していた。しかし、この判断はすぐに撤回され、テイラーはこの3シーズンをチーフスの先発ライトタックルとしてプレーしてきた。

先発選手として在籍期間を通じて一定の活躍を見せ、大半の試合でフィールドに立っていたテイラーだが、2025年にはブロック能力が著しく低下し始め、度重なる反則問題も解消されなかった。

オフシーズンを迎えた時点でサラリーキャップを大幅に超過していたチーフスがテイラーを放出することは予想されていた。最初の目立った動きはマホームズの契約再編だ。チーフスは他の選手――例えばディフェンシブエンド(DE)クリス・ジョーンズ――の契約を再編することで資金を先送りにすることもできる。また、一部ベテラン選手の放出も予想されていたことで、チーフスは実際にDEマイケル・ダナをリリースして880万ドル(約13億8,501万円)を節約している。テイラーの放出によってジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチはより大きな資金を確保した。チーフスは新リーグイヤーが始まる3月11日(水)までにさらなる動きに出る見込みだ。

テイラーの放出によってヴィーチGMはフリーエージェントに向けて柔軟性を得ることができるが、その一方で昨季にマホームズの前で決して堅固とは言えなかったオフェンシブラインにさらなる疑問も生じる。

リードHCの指揮下で初めて残念な結果に終わったシーズンを経て、チーフスは今オフシーズンに立て直しを迫られている。昨季の不調が真の衰退を示す兆候ではないことを証明するためには、大きな動きが必要となり、その計画の第一段階はキャップスペースを確保することだ。

【RA】