大いなる力から使命を受けているわけではないだろうが、タンパベイ・バッカニアーズはまぎれもなくバンドを再結成している。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えたところによると、2020年シーズンを制したバッカニアーズメンバーの中では最も新しく、レナード・フォーネットがチームとの再契約に合意し、1年400万ドル（約4億3,900万円）の契約を締結したという。

フォーネットは2017年NFLドラフト4巡目にジャクソンビル・ジャガーズから指名されて入団するも、昨年のレギュラーシーズン開幕目前に突如リリースされ、フリーエージェントとしてバッカニアーズに加わった。

2020年シーズンのバッカニアーズは新たにクオーターバック（QB）トム・ブレイディを迎えて頂点を目指す準備に励んでおり、その中でランニングバック陣はやや混雑気味だったことから、3試合をインアクティブリストのメンバーとして過ごすこともあったが、フォーネットはレギュラーシーズンに97回のランで367ヤードを稼ぎ、6タッチダウンを記録している。

バッカニアーズがスーパーボウルに出場していなければ、フォーネットは別のチームに移る可能性が高かったが、ポストシーズンでの活躍によって残留の道が開けた。

フォーネットはバッカニアーズが戦い抜いたポストシーズンの4試合を通して64回のランで300ヤード、3タッチダウンをマークしたほか、パスキャッチは18回で148ヤード、1タッチダウンも挙げており、試合ごとに重要な場面で得点を重ね、ロナルド・ジョーンズの補足的な役割だったフォーネットの立場がプレーオフ・レニーとなり、最終的にはロンバルディ・レニーへと昇格していった。

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