2021年NFLドラフトの開幕が目前となる中、ボルティモア・レイブンズが2018年ドラフトの1巡目で指名されたスター選手の5年目オプションを行使しないことで人々を驚かせていた。

2019年のMVPであるクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンのオプションをまだ有効にしていないレイブンズだったが、ヘッドコーチ（HC）ジョン・ハーボー自らがダイナミックなデュアルスレットのQBのオプション行使をきっぱりと保証することでうわさを静めている。

現地27日（火）に『Rich Eisen Show（リッチ・アイゼン・ショー）』でなぜオプションが有効になっていないのか問われたハーボーHCはこう答えた。

「私には分からない。今すぐ歩いていってエリック（デコスタGM）に聞くこともできる。だが、私は確信しているし・・・今この番組で請け合おうか？　今すぐその空白を埋めよう。彼の5年目オプションは有効になる。保証しよう」

オプションが有効になっていないビッグネームはジャクソンだけではない。ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック（RB）セイクワン・バークリーやバッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンもその仲間だ。それでも、ドラフトやその翌週のオプション行使期限が迫る中で、どうしても推測は出てくるものだ。

なぜオプションが有効になっていないかの理由を明かすことはなかったハーボーHCだが、特別な理由はないとも語った。

「何もない。事実として何もないんだ。彼がわれわれのQBだ。彼の5年目オプションは行使されるだろう。彼が間違いなくわれわれのQBであり続ける。それが絶対的なプランだ」

2シーズンにわたって1,000ラッシングヤード越えを果たしている唯一のQBであるジャクソンはかつていなかったような超新星であり、ハーボーもそれを理解している。パスゲームの改善やプレーオフで勝ち残る力の必要性について批判されることのあるジャクソンだが、ハーボーHCはジャクソンが特別なものを持っていると信じ、それがどこへつながるのかに胸躍らせている。

「彼はとても独特な男だと思う。さまざまな部分で、これまでプレーしてきたどのQBとも異なっている。どの選手として、同じ選手はいない。しかし、ラマーは型破りなところがある。誰もが予期しないようなやり方で彼はそれをやるんだ、リッチ。皆、こんなことは予想していなかった」と番組内で語ったハーボーはさらにこう続けた。

「QBがこんなスタイルでプレーできると考えた者はいなかった。彼は別のポジションをプレーしているとか、そんな風に言われる。彼の決意はとても強く、われわれもそういった言葉が間違っていることを証明しようと固く決心しているが、一方で新しい道を切り開き、異なるタイプのスキルセットで何が可能かを見せようと決意してもいる。すべて言い尽くされ、やり尽くされたときにどう見えるか。それがわれわれの見つけるものだ」

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